ビンテージ・ログで波乗り、トリスタン。
彼は今年スタートしたニューファクトリーの内部の壁や天井を使ってサーフィン史を表現するサーフボードや蒐集物を展示して、いわばアンダーグラウンドなミニミュージアムとしても充実させようと手をかけていくようです。
彼はサーフィン史とサーフボード・デザイン史をとっても深く探求していますから、自然な成り行きです。
今までもそうでしたが、集めた板たちはどれも時々、実際にサーフして楽しむと同時に彼のデザイン・シェイプの研究材料にもなります。
エムズをその頃からご存知の皆さんはたくさんご覧になっていますが、18年〜12年くらい前までの時期、エムズは所有していたたくさんのビンテージボードを放出して、ビンテージボードのサーフィン体験を呼びかけました。
単純に面白いじゃないですか。だって50年も60年も前のサーファーはその板で波乗りしていたんですものね。同じ体験できるなんて、これがクルマやバイクだと、走れるようにしてナンバー取って、税金と置き場のコスト払って、サビと戦って、あ〜めんどくさいけど、サーフボードはワックス塗ればいいだけです。
今日紹介しているトリスタンのサーフィン、チャニン・ディフェンダッファー60年代後期の板です。
デザイン・シェイプ・巻き、どれも素晴らしい1本です。シビれます!
トニー・チャニンとマイク・ディフェンダッファーのダブルネーム、そのままサーフィン史の重要な1ページです。
ましてただ風だけ吹かす親分衆じゃありません、サーフボード作りに携わる者は皆、知っていても知らなくても彼ら先生たちの恩恵を授かっています。