アックスクラシックのエボ、さらに進化してます
2025.12.14

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新しいU-ZIP EVO、店主の私のものも出来上がってきました。 もちろんサンプルに時点からチェック済みでしたが、パッと見は大きな違いがなさそうでも実はけっこう変わってます。

実際に自分サイズを着てみた第一印象は全体的にフィット性を強めた感じがする(のは、私個人の感想)。

で、このニューモデルの特徴として特に腕周りのパターン。
スーツをハンガーで吊るしたこちらの写真で見る通り、腕がこう、少し湾曲がつけられた形で下がっているでしょ。
これはパドリング時に腕を前に伸ばして水に入れる時、つまり一番腕が伸び切る状態に合わせてスーツの腕とその周辺があらかじめ形作られているからです。
確かに、着用してパドリングの動きを試してみると、つまり腕を真上いっぱいに伸ばすのが楽。

そして後身を見てみると、肩甲骨の部分があらかじめ出っ張った形状に立体作られているのが分かります。
これもまた腕の運動性をフォローする形状で、パドリングで腕を伸ばした時に肩甲骨の出っ張りがスーツに引っ張り抵抗を作るから、あらかじめ出っ張りを収める形状を作ってあるという仕掛け。

なるほどこれが全体的にフィット性を強めたパターンの理由かな、と。運動性の大きい部位は実際の動性に合わせた立体にしておく。その上でそれぞれのパートのフィットを上げる。
ここはサーファーによって好みの分かれるところかもしれないけれど、つまりウェットである以上ある程度内部に水が回る前提でそうすると体と裏地のずれ抵抗も減るわけだしと。
実際に波乗りしてみれば分かるね。

ウェット吊るした様子は私の自分のそれはオヤジらしくもっとズン胴っぽい。
オヤジ世代のサーファーは多いから、例えばスキニーな若者の着る服を頑張って着るオヤジみたいになっちゃわないかと警戒する気分のサーファーもいるから。

不思議なもんで、どっちにしてもピタッと着るのがウェットスーツなんだけど、そのパターンによって何かそういう見た目の違いってあるものですからね。
最近、そういうこともチェックしてみています。

それにしても寒くなってきました。
この冬は持ち合わせのスーツでがんばっちゃおうと思っていたけど、やっぱりもっと暖かく波乗りしたみなさん、ご相談・オーダーお待ちしてます!