PAVEL, 6'0" Tribute Fish custom
2025.12.14

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PAVEL 2025 来日シェイプの板たち、カスタムオーダーボードからだんだんと巻き上がっています。

こちらはそのカスタムオーダーの1本、トリビュートフィッシュ。

本当のカスタムオーダーとは単に長さ・幅・厚さのリクエストに応ずるだけではありません。
もちろん、長さを決めると自動的に幅と厚さとリッター数(これが笑っちゃうんだけれど)が決まるなどというお粗末なことではありません。

PAVELはもちろん、私たちの作る・届けるカスタムオーダーボードとは、例えば長さ・幅・厚さという基本要素の決定にともなって、そのモデルのデザインとキャラクターを前提にした長さに対するそのライダーの体格要素に応じたロッカーのアジャストやそれに伴うボトムデザインの調和、リクエストによってはレールフォイルやミートのフォイルのアジャスト、そういったいくつもの要素を、オーダー主が選んだそのモデルのサーフデザインを壊さず活かしながらデザイン&シェイプする板を言います。

ですから一度でもエムズでカスタムオーダーをしていただいたサーファーは、単に求めるモデルと長さだけでは無く、サーファーとしての"個人情報"のようなものを聞き取りさせていただいたことを覚えていると思います。
それはそのままそれぞれの製作者が、自らが編み出したそのモデルをそれぞれのオーダーに対して、たくさんのパートのアジャストと細かいデザインの調整を実行する具体的な作業のイメージとピクチャになるのです。



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その上での、その1本のカラーやフィニッシュなどの雰囲気と顔作りになります。
この板、ちょっと渋めの濃くしすぎないブルー、それもスティールブルーに寄った感じで、グレーや黒を感じさせるニュアンスのカラー(ホントは隠しカラーわずかにミックスに含めたりもするんですけどね)を作りました。

デッキのカットラインにあえてのレジンピンは当然ながらピグメントですから、色のターゲットは巻き色と同調させてもさらに立体感を生みますね。
で、フィンもピンと同調させて単なるカラーマッチにならずに質感の違いを出してみましたよ。

カスタム、1本1本のスペシャルですから、まずは板のデザイン&シェイプそのものの"これだけ性"に加えて、だからこそ着せる衣装(カラーやフィニッシュや、ね)も地味に凝ったりうんと凝ったりのあれこれも愛着につながります。

なんでもご相談ください。