BIG HULL, その後
2018.06.11

PAVEL 山王で毎年いくつか進行するデザイン・プロジェクト。

すでにモデル化されて紹介した、ハイパフォーマンス・フィッシュ、ビートルとスーパービートル。
そしてスタディをシェイプして、ここで写真と簡単な説明をしたデザインもあります。その中にはモデルとしてラインナップに加わるものもあるでしょう。

今日のこれは5月25日のここトピックスで着手を紹介した、BIG HULL。
名前はまだ無い。

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このモデルのきっかけととっかかりは先日の記事でお話ししたのでここでは省いて、今日はグラスプロセス途中の話。

写真はデッキとボトムにベースとなるグラス・ラミネーションが済んだところ。
例によってカラー作りとデザインは私が担当してますが、このデザインにはおおげさな"J 50" なんていう呼び名まであります。

レールのカット、デッキとボトムはそれぞれインセットをインレイしました。もちろんすべてレジンカラーのカットです。
そしてデッキにはちょいとレアなファブリックのラミネートまで済んだところ。

ここまでの見た目でお分かりのとおり、レールのカットはPAVEL 山王のツイストカットなんですがこの時点でけっこうな秘技投入。
しかもここで使用している赤の顔料、もちろん作り込んだミックスですが、前後のプロセスによってはちょいと扱いが難しいんだが、そこは現場の事情だから技で切り抜けます。

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さて、これらの段階でのグラスの選択やテクニック、ここから先のプロセスにも現場の?事項がいくつもあるのでテック的な話はここまで、と。
ここからいくつかのプロセスが進行していきます。
ちなみにこの板、サーフデザインはもちろん、顔つきもなかなかのものになると思います。
出来上がりを期待してくださいね。

いつも何本かのこのようなプロジェクトを造り上げますが、山王のオプションやテクニックのデモもこめられるので、みなさんのカスタムオーダーの参考にしていただければ幸いです。