週の後半は、Race Trackerのシェイプが始まりました。

昨年の来日時に、ここ日本で完成させた素晴らしいシングルフィン・デザインです。


前回の離日後、ハリソン・ローチは新スポンサー獲得後のクイーバーを一新するためにリッチにそのクイーバーのほとんどを依頼しました。

その中には当然このレーストラッカーがメイン・アイテムのひとつとして加えられました。

しばらく前にシェイプを初め、現在そのスキル向上のためにシェイプを学んでいるアレックス・ノストもかなり以前からのパベルボード信奉者で、多くのパーソナルボードをパベルに依頼しますが、彼もやはりここ１年ばかりはこのようなデザインを求めてシェイプを練習しています。

ハリソンは自らを、リッチのボードを持ってラウンドトリップができるラッキーなサーファーだと言っていますし、アレックスもまたパベルのクアッドフィッシュでショックを受けて以来、彼のサーフスタイルの変化にパベルボードのもたらしたものは大きいようです。

そして彼らのようなロングボードからオルタナティブ・ボード全般でサーフするフリーサーファーたちが、近年もっとも重要視しているカテゴリーのひとつがシングルフィン・サーフボード。


その中で、単なる70'sのアップデートや焼き直し版ではなく、あらゆるサーフボード・デザインの優れた要素を超立体的に構成し、しかも強烈なイメージを込めて生み出したのがこのパベル・レース・トラッカーです。

今や、パベルが押し上げたこのカテゴリーで、"トラッカー"は共通語になりつつあります。