ロゴ・ラミネートの話
2025.03.18

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サーフボード、に限らずおよそ世の製品と言われる物には何かしらのマーク、ゴが付されていますね。
今日はサーフボードのロゴの話、もちろんモールド系やスポンジ系は話の外。

みなさん、どこかショップでサーフボードをオーダーするときにお店の人から、"ディケールはどうします?"みたいなことを尋ねられたことありませんか?
このディケールとは、この場合ロゴの事であり、ロゴの大きさや色や場所などについての希望を尋ねているわけです。
ディケール、という呼称は日本のサーフボード製作現場の古い習慣から来ていてその昔、現場では板に入れるロゴのことをそう呼んだからです。

ディケールとはプラモデルに付いてくるマークなんかを水転写で貼るアレ(あっちはデカールなんていうように呼びますね)が馴染みのある?ところですが、例えば貼り付けてカバーされているシートをゴシゴシしてシートを剥がすとロゴがくっ付くやつなんかもそうですし、元々はそういう転写系の物のことを言ったようです。
時と場合・国や処によっては私たちが普段ステッカーと呼ぶようなものも含めて貼っ付けるもの全般をそう呼んだりする人もいますからややこしい。

サーフボードのロゴは樹脂を含浸して見えなくなるタイプの薄い紙に印刷したものが現在はほとんど一般的で、世界中の製作現場(英語のね)でコレをラミネートと呼ぶのが普通です。
ラミネート、とはグラスプロセスのどこかでちょいちょい出てくるコトバなんでコレもややこしいんですが、つまりこのロゴを印刷した紙をグラスの下にレジンでラミネートすることから来ていてそう呼ぶんです。

ブルーの丸いVELZYロゴはコレもまたものすごく古い時代のものですが、マリブ・チップのためにラミネートで限定復刻したものです。

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ところがうんと昔、50年台や60年台の初頭までには、さっきのディケール(転写式)のロゴを付けてグラスした時代や板もありました。
それが、Surf Boards by DALEのロゴ写真。もちろん当時のものですから、私だって生まれる前のもの。
この転写紙の裏側に、水に浸けて(マークが浮いたら)スライドさせてくっ付けろ、なんて使用法が書いてありますね。

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最後に普通のステッカー、まんま裏紙を剥がしてステッカー裏の粘着剤でペタッと貼る、いつものやつ。もちろんコレはサーフボードにラミネートすることはできません。
このステッカー、カリフォルニアはエンシニータスのムーンライトビーチに毎年開催されるウッディワゴンのミーティング・WAVE CREST、その2000年の時のもので、VELZYがテーマでゲストの記念ミーティング。

ウッディのオーナーはサーファーが多くて、カリフォルニア・サーフィンの象徴でもあるDALE VELZYとSurfboards by VELZYを記念の2000年にフィーチャーしたんですね。

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その多くのウッディワゴンのウインドウにはたくさんの波乗り系ステッカーがたっくさん貼られているクルマが多いんですが、面白いことにウッディにはステッカーをベタベタ貼ってもサーフボードには貼らない。

私たちが扱うサーフボードもロゴは最小限、それも小さめかあからさまに小さい。
時代っぽいフォントとかにも阿る事しない。
基本、どれも一生物だから。
だから、スカしてわざと古めかしくしてるんじゃない。

そもそも、マークが無くたって誰の板か分かる板。