Vボトム、おもしろい板ですよ! アシッドを日本に紹介して以来、けっして多くはないけれどわずかとは言えないくらいのサーファーたちが手にしてくれています。
V-Bottom は1960年代終わりにボブ・マクタビッシュが生み出して、一気に世界に広まったデザイン&コンセプト。
ビッグウェイブではあまりにトリッキーなその挙動が災いして、その後すぐにダウンレール+タックト・アンダーエッジに取って代わられる。
しかし注意して見ればそのダウンレーラーたちにもVeeコンセプトはそのV角を減じて生き続けて、19080年代後半のスラスターたちにもスライトVeeとして主流のボトムデザインであり続けた。
で、アシッドのトリスタン・モースの手によってオリジナルのコンセプトがアップデートされて甦らされたというわけ。
そのトリスタンのデザインの成功を見て、いく人かのシェイパーたちにも影響がおよび始めて今ではやはりマイノリティではあるけれどこのコンセプトが見られる。
私自身はアシッドのこの板をあえて、ディスプレイスメント・Vボトムと呼んだりしながら紹介しているけれど、それはこのトリスタンが発展させたデザイン・シェイプがディープなフィーリングのハルとVボトムを見事に組み合わせて、ある意味その両方をどっぷり楽しめるからです。
トリスタンはレギュラーなV-Bottomに加えて、ビッグウェイブにまで対応するトライプレーン・ V-Bottomもセレクションに加えました。
Vボトムの最もトリッキーでドライビーなターンはFUNそのものだし、それがハルの強烈なリフトやペネトレーションと組み合わされるんですからね。
このモデル、デザインとしてのサイズ対応も超幅広くて、6あたりから11クラスまですでにお届けしています。
笑っちゃうくらいおもしろいのが好きなサーファーに、お勧め!