Fantastic Acid, Parlementia Hull Glider
2024.11.07
この1本、9'2"のパーレメンティア・ハル・グライダー 友人の板ですが昨日こいつで波乗りするチャンスがありました。
ちょうど先日、このモデルの12フッターを紹介したところです。
地元の小さなビーチブレイク、乗れるっていうだけの波、ちょっと強いけどオフショアだからまあいいよね、ってくらい。
それよりこの板、9'2"でグライダーってのもなんか短い気がするかもしれないけれど、このモデルに関しちゃそれ全然当たりません。
なんで??、っていうくらい、グライド、トリム、滑走の鬼。
そんな波でも速くよく走るっていう説明じゃ足りない、どちらかというとおもりを付けて落っこちていくような、つまり単なる"勢い"以上の滑り。
そしてこのモデルのアスペクト比の大きい独特なフィンは、この板にセットされて想像がいくように少しじっくりめに踏み込んだいくターンなんだが、そのターンの振る舞いもその後の恐るべき滑りの勢いにつながるためのそれということがとても納得がいく。
ショルダーを走る時のレールの出し入れや小さな波での小さなアップ・ダウンは余計な力も要らないし、いいディスプレイスメント・ハルの決まり通りとてもスムースで滑りの勢いにさらに伸びを加えてくれる。
いやあ、目が点でした。
素晴らしいです、この板。
その小さな波でその感覚を何度か繰り返しても飽きないどころか、何度も驚かされました。
トリスタン・モースの、スピード・トリム美学。