ZINGERのフィンデザイン
2023.11.03

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先日に続いて今日はZINGER / ジンガーのフィンデザインについてお話ししましょう。

10月31日のポストでも説明したように、マイク・イートンさんの生み出したジンガー・デザインのまずは最大の特徴は、元になったボンザーでイートンさんが大胆に構成したボトムのセンターエリアとテールエリアの水に対するとても大きな圧力差です。

つまり前足下エリアでは高圧、後ろ足エリア(テールエリアですね)では"強烈"な低圧。これはその差が大きいのですからボード自体はもちろんボトムデザイン全般とロッカー、そしてフォイルとのデザイン上の調和が良いことが求められます。
想像つきやすいように、それらがまずいと世間で言う乗りにくい板、あるいはバランスの悪い板になる。

で、そのボトムデザインを基にフィンセットアップをシングルフィン由来からツインフィン由来に展開したのがジンガー、ってことは先日話しました。

ここからが今日のフィンについてになるのですが、イートンさんが編み出したフィンデザイン、メインフィンとなるツインフィンはあまりハイトの高くないアップライトなデザイン。
で、これはツインフィンの一般的なセット角よりも直立に近い角度で立ちます。

そしてサイドライナーは長めのベースとはいえ、ボンザー系よりもやや長さが詰められて、ボンザー系よりも立った角度でセットされます。

イートンさんからはボードデザインのフォーミュラと共に、ジンガーにはこのフィンデザインがとても大事なポイントだと聞かされました。
イートンさんが求めたサイドライナーのキモはテンプレートと共に、そのフレックス性とライナーそのものの厚さ(マテリアルにもよりますが)にもあります。

ありがたいことにイートンさんから教わったライナーのフレックスパターンは、私たちがオラシム・ジンガー・FUTUREプラグ用のライナーの形状を求める際にも都合良く、つまりだからこそメインフィンだけでなくライナーもFUTUREプラグのリムーバブルにフィットさせる事ができました。

でもって、ここもユニークなところなのですが、イートン・ジンガーではこのフィンデザインは5台のスモール・ジンガーから12のビッグ・ジンガーまで全く同じものが共有されるのです。
オラシムでは普通のロングボードサイズ(9台ね)なら同様に同じものが完璧に働くことがすでに証明されています。11オーバーなどのビッグボードサイズではメインフィンのテンプレートだけは別な選択肢があるかもしれません。

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このようにジンガーはボトムデザインからフィンデザインとそのセットアップまで何から何まで不思議君に見せておいて、ジョー・ボーゲスの生み出したシモンズに最適化されたその実態は、おそろしく速くて腰抜かすほど(抜かさないでね)いい動きの超ハッピーな類のないサーフボード。

イートン・ジンガーでもよく訊ねられたものですが、特にシモンズ・ジンガーは未体験ならそのテールの大きさから、このテールが軽く操作できるということに???な人もいるのですが、テールエリアの低圧は走りには特大の速さをもたらし、例えばトップからの戻す動き・ターンではその低圧によって抜いたスライド系さえ軽い。

どんなサーフボードでも、それが良い板であればあるほどフィンの選択は一大事ですが、ジンガーではそもそも選択肢の前に専用フィンと言えるコンビネーションです。

カスタムオーダーのご相談にはさらに詳しいご説明もします、ぜひどうぞ!