FANTASTIC ACID, Parlementia Hull Glider この板も気になって仕方ないという人、多いです。
トリスタンの地元ビアリッツのビッグサーフ、パーレメンティアのビッグデイにフォーカスした、それも一般的なガンではなくあくまでトリスタンの波乗りテーマであるディスプレイスメント・ハルのビッグサーフ・ボードで、がコンセプト。
このモデルは見事にターゲットに命中してパーレメンティアのビッグサーフで何度も成功をおさめて、それはいろいろなメディアやリレーションを通じて知られてフランスはもちろんヨーロッパでもスペインにも波及して、さらにトリスタンのシェイピング・ツアー先の各地のサーファーからのオーダーもありハワイやメインランドにも波及してファン(少しづつ、当然だけど)を増やしています。
トリスタン自身もハワイ・ノースショア、サンセットのビッグサーフでのライドもスコアしてさらにデザイン・シェイプを磨き上げました。
そういう中でビッグサーフ・ライダーだけでなく、デイリーな波でのグライダーとしてのデザインをイメージするサーファーからのリクエストも起こって、それに応えたトリスタンはグライダー・バージョンも完成させました。
今日紹介している1本は9'4"、グライダーとしてはハンドリングサイズ。オーダー主はさんざビッグサイズにも慣れたサーファーですが、今回この板にはハンドリングサイズを求めましたな。
そのオーダー主はまだまだ満足のいく波でライドしてないとは言うものの、それでも彼にとっては今までで一番のグライダーです、と。
しかもグライダーというカテゴリーで一般的にイメージするよりも、そしてこの特徴的なフィンのなんとなく発する雰囲気からも、どっちも軽く裏切る動きの自由度の素晴らしさも強調していました。
もちろんグライダーとしての使命であるスピードは、良いディスプレイスメント・ハルのラインに吸い込まれるような速さとペネトレーション。
フィンについてもう少し説明しておきますね。
まず見かけることのないカタチのこれ、ご覧の通りとても長いベースと低いハイト。アスペクトレシオの大きいものですが、テンプレートそのものの概要はガン・バージョンとほぼ共有するものの、さすがトリスタンはグライダー・バージョンのものにはポジティブなラテラルフレックスを与えたフォイル。
これがターン時の回転方向フェイズに同調するパターンとカタチとのコンボ、これが実は豊富な回転性を持つのは同様のフレックスとコンセプトを持つ同じくアシッドのフィッシュ・ハルでも成功していることで納得がいきます。
サイズは、9'から11"+ まで、すでにトリスタンは証明済み。
こちらのモデルも来日製作時だけしかオーダーをお引き受けできないので、ご相談ぜひどうぞ!