ターゲットの明確なカスタムオーダー、デザイン&シェイプは山王ファクトリーの親方である高橋健次。
リクエストを全て詳しく伝えてミーティングして、プランに合うブランクスを相談しながら決めて、その後健次はボトムをラフカットして、アウトラインの確認の段階の写真です。
もしかして、アウトラインの線が見にくいかもしれませんね。
本当にたくさんの板の体験を積んだオーダー主は、とある所のとある波にきっちりフォーカスした板を相談してくれました。
ターゲットの波が決まっているとしても、その波のための板に何を求めるかは、これは実は同じじゃない。
そのサーファーの好みはもちろん、その波のどんな要素やセクションが的なのかあるいは課題なのかなどなど。
これはあえてターゲットの波を絞るカスタムならではの醍醐味ですが、そういう板が不器用な板になるかというとそうでもなくて、このカスタムボードの場合は基本なキャラクターはむしろ全方位系。
その基本キャラをベースに、オーダー主の求めるその波の課題ポイントのサポートを加えたデザイン・シェイプがプランです。
高橋健次のオーナーブランド・ OZサーフボードの最大の特長は、徹底的に正しいカーブと面の集合です。私は勝手にカーブ原理主義なんて呼んでます。
言うと堅苦しいかもしれませんが、それは徹底した欠点の排除でもあり、それ自体がOZのサーフデザインとコンセプトになっています。
それは同時に、波乗りの個性や味や感触の表現性とは違うフェイズです。
それらの重点をデザインのツールとして、求める機能性から導き出した各部の形状・フォイル・サイズに置き換える作業が健次のシェイプです。
この高橋健次・OZのコンセプトであり主義をさらに後押ししているのは、例えば世界の頂点の一人リッチ・パベルの膨大なデザイン・バラエティに及ぶシェイプの数々を、ラミネートしてサンディングしてレジンコートして研いでポリッシュしてという全てのパートを触って作業するという体験の積み重ねです。
こういう板もあります!
OZ surfboards, オーダーのご相談、いつでもどうぞ。