コードナンバー・94B
2023.10.02

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なんちゃってですが、つまりまだモデル名がないんです、このイエローを2種類の雰囲気の違うレジンカラーを使い分けた板。サンディングが済んだところです。
で、この板、リッチはモデル化を決めました。

このモデルの生まれるきっかけは、もう1本のコーラルブルー・ティント。
この板はとある方のリクエストから生まれました。もちろんPAVELの数多い引き出しには、そのリクエストにフィットするモデルがすでにありますが、今回このリクエストについてリッチはフルなクリエイションを選択しました。

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この板はデザイン要素の中のいくつかのポイントがかなり強く強調されていて、それはこの個体では必然でしたが、一方でこのデザインのポテンシャルが明快な個性と独自性を持っていることで各要素をど真ん中に整えてイエローの誕生へ。

その個性とは、ズバリ"サーフボード"!
そりゃ、どんな板だってサーフボードなんだがもう随分長いことロングボードはノーズライダー呪縛があって、誰が決めたわけでもないけれどどんな板にもノーズライダー的にどうなの?的な不思議がまとわりついてきた。

だけど、ロングボードを好む、あるいは関心を持っているサーファーの中には、向きが変わるターンのようなものじゃなくて"いいターン"をして、ロングボードのスピード性を犠牲にしないでカーブとラインのある波乗りがいいんだよね、っていうフォーカスも少なくないのです。

マーケットの要求だと思い込まれている不思議によって驚くほど選択肢の少なくなってしまったこのコンセプトを、リッチ・パベルの最先鋭のデザイン力で姿にした板です。