チャインの話、のようで、そうだけどそれだけじゃない!
2023.08.29

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写真はこれひとつ。 今までにもリッチからはたくさんの超極意を伝授してもらったし、今日のこれも以前絵レッスンのあった、チャインのこと。

なんだけど、今日のはさらに踏み込んだディテールのレッスン。

チャイン、前にもお伝えしていますが元々は70年代に出現したデザイン・アイデア。
それは私にもリアルな覚えがあるのは、ずいぶん昔に入手したサンディエゴのとあるその時代のチャインのオリジナル。
それは、まあいい。

何度も紹介してきた中でお話ししたようにここでのチャインとはつまり、ボトムのアンダーレールに見える峰のことを言うけど、その峰・チャインそのものの働きとその外側に施されるパネルにデザインされる面とさらにその中のフェイズ変化までがリッチの今日のレッスン。

この写真ではチャインによって隔てられた外側のパネルは一見シンプルでスムースな面に見えることでしょう。
と言うことは答えは、そうじゃ無い、ということである。
以前のレッスンでもそれは教わっていたけれど、今日のそれはさらにたいへんいくつもの変化がこのスムースな面に仕込まれるという話と、それその変化には見事にワケと"機能"があるという別次元の話。

このレッスンで聞かされたデザイン・シェイプは、よく出る真似しっ子はもちろん話の外としても、相当の手練れでもやろうとした瞬間に1本オシャカかも?の、つまりサーフィンに世界でも片手の数に限られるクラスのサーファーがいるのと同じでシェイプもそのクラスがあるというワケだ。

重ねて言いましょう。この面の中に場所・パートによっていくつもカーブ変化が、それも縦横に仕込まれています。
それがわずかなシャドウで見えるほどの量変化した面であればグッジョブ。
まともな人間界の眼には普通なら捉えるのが困難、あからさまに見るためのライティングがあって初めてやっと見ることができるという事実にまた驚いた。

それほど細密でありながら、当選ながら連続したホントに微妙な量の面フェイズ変化。

チャインの話のようでそうじゃ無い、ってのはもちろんこの例はチャインなんだけれどこういう機能的な、リッチにとってはそうでなければならないデザインがどんな板のどこにでもシェイプされているっていうこと。

それを話した後でもう一度写真を見てみて。アンダーレールにベベルが走っています。
見えたでしょ。
これはマシね、言われてみればだとしても、見えるもの。

見せるための技では無し、見えなくてもね。
リッチはね、UFOに乗ってやってくるの。