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ファンタスティック・アシッド、次回のオーダーピリオドは締め切らせていただきました。
ありがとうございます。
作者のトリスタン・モースは昨年まったく新しいファクトリーをオープン。
もともと世界中で(ホントに!)評価の高い彼のグラスワークを頼って、さっそく地元のいくつものサーフボードシェイパー・メーカーからの仕事依頼が集まってとても忙しい状況が続いています。
その中にはカリフォルニアやハワイのブランドのヨーロッパでのOEM生産を引き受けるメーカーからの依頼もあり、同じブランドでのベストクオリティを提供しています。
一方、ファクトリーには地元やヨーロッパのコアなシェイパーやサーファーが多く訪れていて、トリスタンからは興味深い出来事と情報がたくさん送られてきます。
彼、トリスタン自身のディスプレイスメント・ハル専業ブランドであるファンタスティック・アシッドは、もともと限られた製作数を彼のベストなクオリティ・コントロール・ポリシーですから毎回のオーダー枠は早く埋まることになります。
220319_FH.mp4
*ちなみにこのビデオ、最初期のシングルフィンでの時のもの。もちろん結果はすでにお伝えした通り、ユニークなツインフィン・デザインに決着。
そんな中で今回のオーダーピリオドでは、私も意外なほど新作のFISH HULLの要望があります。
意外、というのはですね、なんたってあの振り切ったコンセプト。
今までにもいろんな方角に振り切ったコンセプトのモデルを送り出して、どれも素晴らしく良い評価を重ねてきているとは言え、今回のアレは未知の領域。
しかしながら彼からはあの板の波乗りについてすでにたくさんのリポートが届いていて、それらはその都度私も紹介しています。
それによるとその波乗りは、基礎になったコンセプトの予想をずっと超えるファンなものであると同時に、伝説のお宝発見系リポート。
それ、大袈裟なようだが私にはそうは聞こえなくて、実は具体的なピクチャーは描いていなかったけれど、なんとなく夢の中には何度か登場したことのあるようなそのコンセプト。
で、それはきっとサーフボード・デザインと歴史に興味のあるサーファーにはそのいくつのもの要素のどれかは頭に引っかかったことがあるんじゃないの的なパズルが出来上がった姿の、そのまた一つのようなデザイン・シェイプだと思いました。
いつものことで、どの板をつかまえて騒いでもコンペしないのはいつもの通りですが、到着が待ち遠しい板がまた現れちゃいました。
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