そういや今年はリッチ来日以来、与太話を全くしていなかったことを思い出しました。
で、今日はここまでの諸々の中からいくつかピックでリッチさん通信を。
昨日は友人がショップに遊びに来てくれて、彼は先日トリップから戻ったばかり。リーフでやられた板のリペア依頼がてら、と。
彼もリッチを良く知る人ですが、それでもここんとこの出来事なんかを話して大笑いして、なんたってつい2、3日前の2日続けてなぜかリッチは朝飯を食べずに我が家を出て山王ファクトリーに向かった。
そしたらその2日目の夜に何やらスーパーで買い物をして帰ってきて、明日の朝は自分でクックするね、と来た。
歌人に預けて、冷蔵庫に入れておいてください、というそれはデカい肉が2枚。
2日続けて朝食抜きをやったら堪えたのか、今度は朝から肉食かしら。今朝もマイ・フライパン(持ってきた)で残りのでかい肉を焼いて食う。
その甲斐あって昨日と今日は朝から割と長い時間のシェイプに取り掛かって、なお元気。良いんじゃないの!
リッチは毎年来るたびに、割と体型が変化します。これ、ウチに来る前に滞在した場所によって変わるんですが、今回は地元のサンディエゴからで、しかも去年はほぼカリフォルニアにいたこともあって、つまりアメリカ飯の結果、身体がでかくなって来日。
人のこと言ってる場合でもないんだが、つまり腹なんかも出たわけさ。
だから朝飯抜きをやったのは、もしかしてダイエットを狙ったか?
ウチではリッチ、山王までの通勤はチャリンコだし、日本のご飯で2ヶ月も過ごせばそれだけでダイエットになりそうなもんだが、やっぱ今回の体のデカさではパワーつけるのが先のようです。
そんなリッチは20年来の付き合いで、ご存知のようにここ10年は我が家の一員として暮らすので冗談抜きで全く家族。愛すべき人柄の家族の一人です。
昨日も友人との話の中で面白いのが、彼の地元カリフォルニアでは違う一面を見ることができるね、と。
話はリッチのヤンチャな一面。
当然ながら、サンディエゴきってのハードコア組であるグリーンルームの跡目を背負わさせるくらいだから、シェイパーとして頂点にあることはもちろん、男気が並であるはずがない。
ハンチクなポッと出ののぼせが、口のききかたを間違えたという笑い話。
日本で私たちの家族として暮らすリッチは誰からも尊敬され、また彼も尊敬できる人々も多く、だからきっと平和な気持ちをキープしていられるんだなと思うわけです。
ずっと前からそうだけど、日本の他を思うあり方を学ぼうとするし、実際とても努力します。私自身は凡人であるけれども、私たちは兄弟みたいな感じでして少し兄貴分の私は学ぼうとするリッチに時にビシッと話しますよ、そりゃ。
その受け止めかたを見て、私もまた学ぶのですけどね。
懐が深くて面白い人物ですよ、リッチ。
ここしばらくのコロナ騒ぎは、とにかくみんなの気持ちをどうしたって沈めがちですが、リッチのくだらないダジャレにはホント救われるんです。
ところでこのポストで紹介する板、8'8" DYNAMIC DUOこと、リッピング・エッグ。
最初このオーダーのご相談を受けた時、このコンセプトをこのサイズにというのがちょっと心配でリッチに相談すると、力強くさらにサラリと、"やるよ!"、と。
オーダー主さんはもちろんだと思うけど、私も姿を見るのを楽しみにしていました。
そして姿を現したのがこれ。
カタチ?、そりゃすごいですよ!、もちろん。
いつも言うけど、写真じゃどうしたってこの立体力を見せられないのが本当に残念です。
ましてこのサイズのこの板に、そのコンセプトを実現するために発想してデザインされた各部の説明を受けると、もうね、宇宙を説明されてるのとおんなじ。
サーフボードの常識が3Dなら、リッチのやってることは4D。
ボトムの画で、わずかに見える影には、もちろんそれは見えるようには現れていないけど、宇宙から届いた星の光みたいなもんです。
いやあ、楽しい。