名器、進化して復活!
2019.04.05

VELZY BANJO / shaped by Rich Pavel,

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  デイル・ベルジーによって生み出されたオリジナルは60年も前、その後今から約15年ほど前に限定製作されたのみでの貴重なモデルがリッチ・パベル・シェイプで復活しました。

今ではサーフボード・デザインのスタンダードのひとつになっている、同じくデイル・ベルジーが考案したバンプ・ウイング。
そのウイングとは逆にテールエリアで外側に張り出すウイングが、このバンジョーの特徴です。

デイル・ベルジーはバンジョー・ウイングにいくつかの機能をデザインしました。
まずそのひとつ、佐藤英進のバンジョーライディング写真を見てくださいね。つま先側のレールから排出される水のラインを見ると、ノーズ寄りともうひとつ、ウイングからもうひとつのポイントが分かります。
この後、さらにボトム寄りからフロントサイド・ターンでテール寄りのレールが深く入るアクションに対して、ウイングがくっきりと起点として働きます。

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レールはボード中央部では50 / 50からウイングに近づくと60 / 40にダウンフォイルされ、ウイング部からはスムースなローレールに変化します。
ですからターンにおいては、軽い操作でクイックな反応が得られます。

一方、ウイング以降のデッキ側にはレールとアウトラインに沿って、細いコンケーブがテールエンドに向かって掘られています。
ノーズライド時にはこのコンケーブに強く水が流れ、テールのレールをグリップしてテールをホールドします。
通常、ノーズライドではテールに乗って流れる水はダウンドラッグしますが、バンジョーはテールのレールをつかむように波のカールにキープするのでスピーディーなノーズライドが特長です。

さて、今日紹介する2本のバンジョーは、8'8"と9'2"。
バンジョー・ウイングを生かしたラップカットでボトムを巻きました。技を効かせたミックスでアイソレジンに白のオパークは、レジンのベージュがかった色と合わさっていい雰囲気の渋めのカラーが出ています。

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デッキには、3 / 4 パッチを入れて、同じくクリアのアイソレジンでインセット。
さらにデッキをフリーラップで巻いて、ホットコートが済んだところがこれらの写真です。

ここからサンディングの後、デッキのラップラインにとっても渋いレジンピンを入れて、グロスコートへと進みます。

この2本のバンジョー、アイソレジンを用いることで独特な色の雰囲気と、速くてスムースなスペシャルなバンジョーのキャラクターとフィットする、ちょっと軽量でフレキシブルな仕上がりになるはずです。


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