ファローらしいフォイルをひとつ。
2018.11.20

こういう写真ではざっくりロッカーの様子を見ることができます。
でも今日見ていただきたいのは、フォイル。

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レール・フォイル、断面形状はよく語られます。
板のノーズからテールまで、そのボリュームの変位はサーフボードにいくつかあるフォイル要素の中でもとても大きなパートです。

これは(に、限らないけど)そのフォイルだけで成り立つわけではなく、アウトライン・ロッカー・ボトムデザインと調和されていないと乗り味といった間食的なことだけでなく、例えばロッカー・デザインによる働きに対してライダーが板から受け取る(感じ取る)操作上のインフォメーションとがチグハグしたり、乗り位置と操作の伝わるポジションがずれたりなどという事の原因にもなります。
もちろん波の状況や板の走りの様子のどこかで引っかかりを感じたり止まる(ゼロ、じゃないですよ)感じがしたりもします。

これらのコンビネーションは正解はひとつだけではなく、デザインの良し悪しとその調和でいろいろなものがあるわけです。
ですからもちろん、今日のこの写真から見えるフォイルが一番いいよ、っていう話じゃない。

ファローにもいくつかのフォイル・パターンがありますが、この板は、ラウンドノーズ・ツインフィッシュの5'10"。
ファローに多い美点のひとつとして、速くてなめらかでちょっとメローな乗り味というか、つまりこれは乗りやすさと言ってもいいんですが、単に乗りやすいというボーっとしたもんじゃなくてね、その中にキツくない切れとかレスポンスがありながらいつでも扱いやすい感じ。

FURROWボードの中でも、そういう特長を持った板に共通するフォイル傾向が見られるので紹介しました。
このようないろいろな乗り味の話って、長年お客さんのサーファーたちとお話ししていると面白いもので、波乗りの雰囲気・気分のメンタリティで選ばれてることを感じます。もちろん、オッケー!

そういう個人的なことですものね、サーフィン。
FURROW、ぜひお試しください。