
シェイパーの彫刻は?
2026.04.16


サーフボード・シェイプは削り出すっていうところは彫刻の要素がありますね ファンタスティック・アシッドのトリスタン・モースがジョン・ルーの手解きを受けて彫刻を始めた話はしばらく前にお伝えした。
そのジョン・ルーさんは60年代からのシェイパーでハワイでも活躍したビアリッツの本当のレジェンド。
トリスタンの造形の才能が秀でているのは板を見れば分かるんだが、逆にこれらの作品を見るといわゆるアートとしての彫刻に素人な私も何やら均整の良いというか、均整のある景色である。
作者であるトリスタンが何を現したのかは知らないが、私の感度は何か決まりのある姿を持ったものがイメージのソースのようには捉えなくて、湧いたイメージを形に削り出した作品と取った。
そしてこれらはとても表現のある姿をしている。そこが均整がある、に感じる。
均整が取れたという、ある種の優れたバランスというんじゃなくて、何処かに違和感のあるバランスと予測性を裏切る景色を含んだとても躍動感がある姿。
そういや前にトリスタンも言っていたけど、シェイプと似ているところがすごくあるよ、と。
シェイプを私たちは"削る"と言うけど、私は削りながら"残す"作業と考えてます。残す形を削り出す。
トリスタンのデザイン・シェイプが、なぜあれほどダイナミックな躍動感を見せるのか分かる一件です。
















