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昨日・今日の波も台風の進路が日本海に向かうと一気に風も悪くなるでしょうから、みなさん明日までに勝負をかけて予定と行動のセッティングに忙しい。
ひとつ前のポストでお話ししたとおり、ウチのあたりは基本ダンパーに支配されている中で、いくつかいい波をキャッチしたらラッキーです。
コイツは、OZ 7'0" GREEN MACHINE。
健ちゃんはこのモデルの名前の由来に、昔何かで見たブルーワーの板の名前を持ち出したと言っていましたから、何か連想するものがあるんでしょうね。
これは本当にいい板で、スラスターにそれほど興味のないみなさんにも、ぜひ1本お勧めします!
いろんな板で波乗りするよ、っていうサーファーならなおさらです。これだけ外れてるのは、むしろ不自然、と言わせてくださいな。
このモデル、ある意味地味な存在ですが、これに目を付けてカスタムオーダーしたサーファーは、みんなとても満足してくれて素晴らしい評価をくださいます。
私たちのようにキャリアのほとんどをオルタナティブでサーフするサーファーにとって、よく出来たスラスターは乗りやすく扱いやすい反面、お味に乏しいというか薄いと感じてしまうのはいなめない。
足回りがこれになるだけでこうなるのは、どちらにしても大発明のひとつ。
そんな私でもたま〜にスラスターで波乗りしたくなることがあるので、以前健ちゃんに作ってもらったのがこれです。
シンプルなデザインに集中し、カーブ原理主義のマスター・健ちゃんはだからこそ、基本淡白なスラスターにおいて強烈なクオリティを実現しています。
そしてまた設計要素と構造(そんな風に、あんまり言いませんけど)が分かりやすいスラスターは、優秀なシェイパーであればライダーそれぞれの個人的な事情というかリクエストを反映させたデザインをまとめるには格好のプラットフォーム。
淡白だけどまとめやすいとも言えるスラスター、その感触だからこそクオリティがきわだつのが高橋健次の、OZ GREEN MACHINEです。
私のようなスラスター未熟のサーファーでも、昔かすったスラスターの動きの記憶。
しかもカーブ原理主義シェイプのおかげですごく速く、質の高い動きをします。
まるで、すごくいい注文靴みたい(たぶん、そうだよ)。
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