
Tom Wegener, Alaia blanks
2025.02.21

アライア、最も適したマテリアルがポローニア、つまり桐です。 日本では古くから箪笥などに用いられてきました。
木材の中でも比重がとても軽く湿気の出し入れに優れた性質、ですからアライアのように素のまま(通常はある程度の撥水性のために主に亜麻仁油を塗ります)水に入れる使用環境にぴったりなのです。
波乗りしても海水は板のごく表層を濡らす程度で、簡単に乾きます。
ポローニアは比較的成長の早い木なのですが、長さや幅にある部位を取り出すのは難しく、安定した狂いのない材を組み合わせ貼り合わせてブランクスを作らなくてはなりません。
ずいぶん以前にカリフォルニアからOZ・ヌーサに移り住んだトム・ウエグナーはサーフボード・ビルダーであり、世界で最も知られたアライア・ビルダーでもあります。
これらのトム・ウエグナー・アライア・ブランクス、長さは7'11"、1本はトム・ウエグナーのテンプレート(モデルはFINLY / フィンリー、ですね)でアウトラインをカット済み。
どんな板を削りましょうか、セルフでシェイプは楽しいぞ!
















