2019.07.16 UP DATE
Tシャツ、お遊びでいいじゃない

エムズ、もうホントにサーフボード屋なものですから、ウェア類はTシャツくらいをちょっと販売するくらいなんです。
それもね、サーフボードやウェットスーツなどのギアをフォローするプリントTシャツがほとんどで、そういうのはむしろ普通に売っているものではないので、サーファーには喜んでいただいていると思います。


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みなさんもどこかで聞いたことがある話かもしれませんが、プリントTシャツ、そもそもサーフボード・メーカーが始めたって知ってます?
諸説あるかもしれませんし、同時発生的に同じような時代にあちこちで起きたかもしれません。

私たちの世代のサーファーに知られる話では、1960年代の初頭にG&Sが自分のTシャツ(もちろん無地のね)を持ってくればG&Sのロゴを背中にプリントしてやるぞ、っていういわばプロモを発想したのが最初と聞いてます。
ちょうど最新のTSJで特集されているハンク・ワーナーさんの記事でもそれに触れられていて、グレミーのハンクさんが背中に直接ロゴをプリントされた写真が当時の広告に使われてます。

そんな感じで始まったTシャツ文化は、長いこといろいろな銘柄のプロモーションのアイテムとして使われていましたが、サーフィン界では早くからそこに表現のあるお遊びのあるデザインが発展しました。

もちろんボードやウェットのメーカーロゴがプリントされたTシャツは一番人気で、例えば日本では80年代初頭には海とは無縁の街中のおばちゃんがブルーワーのバックプリントを着てる、なんてくらいのビッグヒットもあったんですよ。

今では逆にそういう雰囲気が下火になっているのをいい事に、エムズではむしろそういうものばかりを売るという逆手をやってるワケです。

それにね、Tシャツ、そんなにムキになってお洒落レギュレーションで縛らなくてもいいじゃん。
サイズ、身幅、着丈なんかに、最近はえらくうるさいみたいですが、だいたいな感じで抜くのがサーファーらしいかな、と。

あんまりファッションのレギュレーションで縛られたんもんだから、最近はサーファーらしくヒネリの利いたプリントが少なくなってません?

まあ、そのおかげでめったに売ってないものをお届けできてるんですけど、ね。


それでは、山ほど溜まったたんすの肥やしTシャツの中から、面白がっていただければうれしいです。


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これは誰がやったんだっけな、今のオルタナの盛り上がり以前でした。


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こちら、リッチのオリジナル・チョイス。絵柄もクラシック。


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これも誰がやったか忘れたが、ハワイじゃなくてカリフォルニアで売ってたのが笑えます。


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YRさんは面白いのをやります。


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サンクレメンテのドーナツ屋さん、ね。


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イートンさんはパドルボード(フェリーマンじゃなくてね)のエキスパートでもありますな。


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フィッシュもの。これ、最近復刻したようなので入手できるようですね。


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はい、人気のスキップTシャツ。これも黄ばんだ古いヤツです。


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このシリーズ、いつも楽しいんです。


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今はもう閉めた店、エンシニータス・オールド101沿いにあった朝飯レストラン。サーファーが朝一やってからやってくる朝飯処。いろんなサーファーを見かけたもので、それこそ、スキップさんもちょいちょい寄ってました。


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これも今また人気、同じく復刻しているので手に入ります。


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元祖プリントTシャツのG&S、かと思えばヒンソンさんのヤツ。G&S出身とはいえ、ほとんど同じに見えることから、その後少しデザインを変えました。


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リズさんのですね。これも古いです。


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リトマス出た少し後のヤツ。ビデオテープ時代ですな。


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ドナルドさんのサブブランド、というかソースを作っていたのですが、シンプルなワードがモノを言ってます。


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こちらも今は亡き、テリー・マーチンさんの。


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100年経っても変わる必要も無い、多くのサーフボードラベルの基本になったのが、VELZYのオーバル。


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これもYR、いい味です。もっともこういうものがへんに流行っても、それはそれでシラケる。
そんなこと言ってごめんなさい、YRさん。私はYRさんのやり口、大好きです。

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