2018.01.15 UP DATE
THE SURFER'S JOURNAL, 27.1

今日届いた最新号の本家版・サーファーズジャーナル・27.1、いつでも素晴らしいけど、またいい記事が目に留まったのでご紹介。

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本家版てことは中身は全部英語なので、こっちの都合で分かるところだけつまみ食いしながら読み進めますが、数ヶ月遅れで日本版が出るのでそちらも楽しみです。


まず、Rumblin' ていうタイトルの1本。ブライアン・ベントという人物を取り上げた記事。
マルチな才能が飛び抜けた彼はもちろんサーファーなんだが、その表現媒体のどれもが50'sに深く傾倒しているように見えるそのスタイルは、ただの50'sかぶれやポーズじゃなくて調和したフィットが凄い。

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だいたい、マルチ、なんていうワードが今時はチャラいから失礼かもしれない。
こういう、個性的な雰囲気を発する誰かのスタイルをちょろまかして流行りものにすり替えたりするメディアやマーケティングだらけの現代で、ライフスタイルじゃなくて"ライフ"を見せられるのがいい!


次の1本は、久しぶりにジョエル・チューダーの書いたものを読んだかしら。短い記事がひとつ。
時はうんとさかのぼって、1994年のフランスはビアリッツのコンテストの時の話。

この話の主人公はスキップ・フライで、実はこのコンテストがスキップさんのキャリアで最後のプロコンテスト。
トランクス1丁だけで自分の板すら持ってきていないスキップさん、周りの友達から10' SKIP EGG を借りてコンテストを勝ち進んで、セミファイナルでジョエルと当たるわけ。 
そこでのスキップさんはジョエルと離れて波を待って、捕えた波をひたすら見事に滑走することに終始する。

60年代の終わりに息を止めたロングボードがよみがえって、カリフォルニアから世界に広がり始めたちょうどその頃の舞い上がりがハンパじゃない、まさにその時。
コンテストもクラッシーな雰囲気にシフトして、ノーズライドを中心にしたクラシック・マニューバーの連発がクライテリオン。

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結果、当然ジョエルの勝ちがコールされたワケだけど、この記事でジョエルが言うのは、"ぜんぜん勝ってなんかいなかったしジャッジは分かってなかった"、と。
そして、"今まで見たベストなロングボード・サーフィン、じゃなくて、ベストなサーフィンだ"、ってさ。

その頃は私とエムズがスキップ.フライボードの輸入元もさせてただいていた時期で、私にもスキップさんはロングボード・サーフィンの教えを聞かせてくれていたので、滑走の純度に目覚めさせていただいた。

ベルジーから始まりスキップさんにも導かれたSLIDE / GLIDE = 滑走と、さらにその純度とお楽しみへのご招待、遠巻きに言い始めてそろそろ7〜8年経つけど、てことはもうすぐ波が来そうな気がします。


もうひとつ、目に留まったのがこの記事。
フィンレス・サーフィンに突き進むサーファーの写真が数枚

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フィンレス(あるいは私たちアベレージサーファーにとってはセミフィンレスまで)の世界、またまた友人に"マイノリティだからね!"、って言われそうだが、なんだかどうにもまだ有り難い教えにかすってもいないような気がしています。

デレク・ハインド師がスタディをたくさん見せてくれたりもしたけれど、デレクさん、誰かが後ろに着いてくるのに気がつくとさっさと巻くからね、気をつけなきゃいけません。
これは余談ね。

ちょうどつい先日、ウチのクルーの一人アマネとフィンレスの別なアイデアについて話していたところ。
もうちょい先に、ぶったまげるのがあるに違いない!、と思うんですよ、絶対。
誰が言ったか、腹、引っ込ませろ、STAY LOW !、なんだからね。

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