ウイル&グレース、そのポテンシャルの高さと、しかもVARIALフォームの専用デザインということもあってみなさんの関心が集まっている板。
2018 PAVEL の来日シェイプにもオーダーが増えています。
このサイトで写真やモデル説明を見ていても、実際にショップにいらして現物を見て、"やられる"サーファーが多いのです。
PAVELのモデルラインナップには素晴らしいFISHがいくつもあります。それらのFISHたちはたくさんのサーファーのベストフィッシュとして活躍しています。
一方、このウイル&グレースはちょっと盛り上がる誕生ストーリーがあります。
少し前にリリースされたDVD "FISH" を見てフィッシュにはまったサーファーは多いでしょう。
そしてフィッシュ・キャリアの長いサーファーの多くは、約20年前にリリースされたビデオ・リトマスに触発された人も多い。
もうひとつ、大事な役割を果たしたのがリトマスの前年にリリースされた、"サーチング・フォー・カレン"。
このビデオはタイトルにあるように、トム・カレンを追ったフッテージを集めたものですが、その中にジェフリーズをフィッシュでサーフするシーンがあります。
世界中のショートボード・サーファーに影響を与えたトム・カレンが、なんとフィッシュで見た事も無いようなカービングとスピードでスーパースタイリッシュでフレッシュなサーフィンを見せたのですから、ショートボード・ライダーだけでなくみんなが驚いた。
その後、あらゆるサーファーにフィッシュへの関心を向けさせる一大事になりました。
で、その時に乗った板、ジェフリーズに居を構えるデレク・ハインドの持ち板の1本。
ウイル&グレースは、その時に乗ったフィッシュに持ったトム・カレンの印象と改良点を実現したデザイン・シェイプででき上がったモデルです。
2年ほど前にサンタバーバラでトム・カレンと多くの時間を共にしたリッチ・パベルは、スティーブ・リズから引き継いで発展させているフィッシュデザインに加えて、"あの時の板"のデザイン性をひも解き改良するというアプローチで完成しました。
同時にリッチさん、さすがというか、いつもダイナミックなドラマが着いてくる。
ウイル&グレースを同時に、革新のVARIALフォーム専用デザインとして開発しました。
VARIALはその組成や強度、ストリンガーレスによるフレックスとの高調和性、ポリエステルとエポキシのどちらのレジンでも作業できるフォーミュラ、などなど他にも細かい特長・機能性が集合した各新素材。
シーンではリッチ・パベルほどVARIALをもちいるサーフデザイン研究が進んでいるシェイパーはまだまだ少ない現状ですが、リッチはVARIALが持つそれらの特性との高度なフィットをデザイン・シェイプに生かすことがたいへん大事なポイントである事を強調しています。
PAVEL 山王で製作するウイル&グレースは世界でもトップクラスの技で巻かれます。
リッチ・パベル監修の専用フィンはこのモデルに理想のフレックス性を完全に装備した、2種類のテンプレートから選ぶことができます。
さて、そんなわけでこのウイル&グレースは、それだけで一つのカテゴリーに到達したFISH。
お勧めです!