先週の日曜日、エムズは私の地元スエヒロ・ビーチでスタビーサンデー開催。
ちょうどその日にかけて日本の東海上を北進していた台風15号の残りうねりは、イベントにもちょうどいい波をもたらしてくれました。
その進路をとった15号は、当然ながら関東以北の太平洋岸にスウェルを届けました。
私は仲間やクルーのいる仙台界隈、とりわけ仙台新港の波の様子が気になっていましたが、案の定いくつかの情報から新港に上がった波の話が聞こえてきました。
そしてクルー S氏から届いた先週末のリポート。
波が波だから、1発の写真だけで見応えがあるんですが、リポートの中にちょっと面白い話題のヒントがあったので今日はこちらのページで紹介しましょう。
仙台の(ホントは気仙沼)のS氏、もちろん私よりも若いのだけれど、ひいき目抜きに筋金入りのベテラン・サーファー。
若い頃からホントの上級者としてのキャリアを積み重ねてベテランの域に達した現在も、新港の上がった時にはラインナップの常連に連なるサーファー、と言えばその腕前が分かるというもの。
彼はずいぶん前からエムズのいろいろな板を楽しんでもらっているサーファーで、短い板から長い板まで、それもオルタナティブなすべての板を網羅する。
そのステージのサーファーとしては珍しい、Anything but 3 なクイーバーのマスター。
とりわけPAVELボードを中心に据えたサーフスタイルで、リッチも私も彼から届く板についてのレスポンスには信頼を置く一人です。
S氏、大きい波の日にはセミガン系デザインも多用しますが、先週末のピックは PAVEL 7'9" 5fin Bonzer。
今回の S氏のリポート。
シンプルな話の中にこういう波の時に共通する報告。
それはですね、緊張をともなう波になるとむしろ安心して選んだ波にアクセスできるという、PAVELボードの特長。
これはですね、全国にいるPAVELボードを愛用する上級者達から共通して聞こえてくる話です。
ヤバい時にこそ、むしろ安心・安全。
これは例えば、大きい日にセミガンだから長さとデザインの余裕で楽にドロップできる。といったこととはちょいと意味が違うんです。
セミガンだから、というようなことだけでなく、それ以上にサーファーに余裕を与えてくれるいくつもの要素。
ピークのトップからドロップのラインをコントロールできる、その滑り始めの驚きの安定とスピード、ボトムターンからのラインをイメージする以上のマージンを持った余裕のスピードと伸び、そういった特別な余裕がサーファーの目に波を大きな視界でキャッチする助けをしてくれます。
これ、世界中の筋金入りPAVELボード・フォロワーから共通して聞かされるトピックなのです。
さてところで、クラシック・ブレイクに居場所があるサーファーはたくさんはいないですし、普通のサーファー(もちろん、私もその一人)の普段の波に、これらの話がどう結びつくか。
実はすでにそれを知っているサーファーはたくさんいて、私はPAVELボードをオーダーしていただき届けたサーファー達からそういう体験談を聞かせてもらう事も多い。
つまりシーンを見渡して特別な波、ではなく、普通のサーファーのちょっといい波やいい瞬間。
PAVELボードはすでにそういう時に、普段の何倍の凄さを発揮します。
つまらない波(自然からのいただきものの波に向かって、失礼だけれど)でもほどほど楽しめる板、今ではちょいちょい見かけます。すごく珍しいことでもない。
PAVELボードはみなさんや私たちにとっての、ちょっといい瞬間に2倍3倍にヤバい板に化けます。
これがどれほど普通のサーファーのライフを変えるか。
まだお試しでないみなさん、どうぞいらっしゃい!
PAVEL 2018 はカスタムオーダー受付期間中です。ご相談ください。
そしてショップには凄いストックボードが並んでいます、ぜひチェックから始めてみてください!
ライディング写真/Surf Spirit Photography