2017.08.31 UP DATE
マンダラのカーボン・マイクロライト

何よりの特長は軽さ、それも超軽量。
すべてのサーフボード・コンストラクションの中で最軽量です。

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私たちエムズは、重量級のビッグボードからカーボンのスモールボードまで、あらゆるサーフデザインの楽しさを追求しています。

マンダラ・カーボンは軽さがもたらすキャラクターとデザインの組み合わせが、オーダー主の狙いとフィットするデザインにアジャストされます。
コアとなるブランクスにも、その求める性格によってストリンガーとストリンガーレスが選択され、カーボングラスもレギュラー・ウィーブとVウィーブが選択されます。

仮にまったく同じシェイプであれば、カーボン・マイクロライトは通常のウレタンxポリエステル・レジンのボードと比べて比重が軽いだけ浮力が大きくなります。
ですから例えば、浮力を変えずに軽さだけを与えるならばボリュームを落としますが、そのサーフボードのデザインのどのパートでシェイプをアジャストするかが板をがらりと変えます。
逆に浮力の大きさを味方につけてさらに浮力を与えるならば、同じサイズから異次元のレスポンスを得られます。

このようにカーボン・マイクロライトは、いろいろなベースデザイン・サイズ・ターゲットなどに幅広く対応することができます。


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ここで紹介する1本は、今まで製作してきたいろいろなマンダラ・カーボンボードの中でも、最も小さいボードのひとつ。
ベースモデルは、アークテール・ツインキール・カッタウェイ、通称TKC。
サイズは、4'10"。

アークテールの持つフルアウトラインは、そのサイズから取り出せる最大の浮力性とプレーニング・サーフェイスが得やすいデザイン。
マニー・カロはアークテール・プラットフォームをいろいろなボトムデザインとフィンセットアップに応用していますが、今回のリクエストはTKC。
このフィンデザインの特長は優れた積極性の高いターンのドライブに、相反しがちなリリース性をとても上手く両立していて、さらにスラントバックしたフィンベースをカットすることで得られるはっきりしたスナップ。

ちょいと変な説明をすれば、マンダラTKCはもともと明るく楽しい乗り味が特長。
そこにプラスこの1本は、この小ささと軽さ・ウルトラレスポンスなどが全部詰め込まれています。

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カーボン・マイクロライトの基本的なキャラクター、そしてみなさんのアイデアしだいでベースデザインを選んでかなりぶっ飛んだ1本が製作できます。
実は私自身も、かなり極端なデザインとアイデアでこのマイクロライトを楽しんでいます。
カスタムオーダーのご相談、お待ちしています。

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