2017.05.08 UP DATE
PAVEL, ダブルハピネスいろいろ

そもそも、"デュアル"あるいは"デュアルシングルフィン"、と呼ぶコンセプトは私たちを含む好き者が興味と好奇心にそそられて、とにかく乗ってみようという動きになっています。

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さかのぼればロングボードの復興以来、ショートボード・カテゴリーでもフィッシュの再発見をきっかけにして今ではオルタナティブ・ボードなんていう便利?な呼び名で、数えるのが大変なくらいのいろいろなデザイン/コンセプトが現れています。

去年はアレは現れて今年はコレが現れて、次はなんだろう?、みたいに流れとかトレンドというようなものとして捕えたい人もいるけど、そういうコトとはまるで違います。

ちょっと大げさだけど、日本でならここ20年を一つにくくってみればロングボードとフィッシュによって解放されたサーファーの視界が広がって、面白そうないろんなデザインに自然に目と興味が向くようになっただけのこと。
だからそれらの一見順番に現れるように見えるいろいろなデザイン達を、時間軸でキャッチアップしようとすると、スベる。

ですから、みなさんがそれぞれグッと来たヤツを掴んで波乗りして、アベレージな私たちのサーフィンをちょっとづつ充実すれば大成功です。
今日やったスポットじゃなくて、アッチでやれば良かったかな?、なんていつも気にしてたら楽しくないのと同じです。

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このBackdoorページでは前回に続いてこのダブルハピネスのことを取り上げるんですが、ご心配なく、コレに乗らなきゃ遅れるよみたいな話ではなくて、冒頭のようにそもそもクイズみたいな名前というかコンセプトに対してみなさんからいただく、当然だけど興味とセットになった疑問や質問に何度かに分けてお答えします。

で、ここではあくまで、PAVELダブルハピネスについての話。
リッチから預かっている解説と、最近はだんだん増えてきた実際にライドして楽しんでいるサーファーから寄せていただいた話と。

基本的にこれは2本のシングルフィン、というコンセプトです。
ですが、実際のところオフセットした2本のフィンがあるわけですから、真ん中の1本のフィンとレールの関係によるターンとラインの限界を超えることができるメリットを、うんと拡大したのがリッチがこのモデルにほどこしたデザインです。

2本のフィンを持っていてもシングルフィンのアドバンテージと特長の邪魔をしない、というところがもう一方のこのコンセプトの大事なポイント。

どんなデザインにもいろいろなアプローチや指向があるので、何か一つがすべてを代表するわけではありませんが、ちなみにシングルフィンの話で最近読んだ、サーファーーズ・ジャーナル・日本版6.1の中にあるデイブ・パーメンターが書いた"シングルブレードを燃やしてしまうかい?"というストーリーはぜひお勧めしたい。

ところで、リッチのやったことはこのシングルフィンの乗り味そのものに"デュアルシングルフィン"のご利益の最大化です。
シングルフィンの扱いかたと乗り味で、ターンの自由度が別物。そしてシングルフィンでは選ばないようなラインを滑り・走ることができるというリポートがいくつも寄せられました。

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もう一つ、リッチがなぜかこのモデルにほどこしたマジック、サーファーがラインを上手くトリムした時に得られるスピードとナチュラルな滑走性、そこにはまるとまるでどこまでも止まらずに走っていくような無抵抗感をともなう滑り。

ここは私、リッチに訊ねました。これ、デュアルの特長?、と。
リッチは言いました、いやこれはシェイプだよ、ですって。

リッチのことです、その特長をこのモデルに組み合わせた理由、ダブルハピネスに乗るみなさんや私たちも、きっとだんだん分かるんでしょうね。

ここで紹介しているいくつかを見ていただいてお分かりのように、5台から8台までデザイン・シェイプを整えてお応えしています。

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