遅れていた2016 PAVEL Japan、いろいろが重なり来日が遅れていたリッチさんはいよいよやってきます。
近日中に我が家に来るスケジュールの連絡があると思いますので、そちらはまた確定後あらためてお知らせします。
PAVELの来日シェイプ・山王製作ボードは毎年たくさんのトピックを生み出しますが、今年もきっとたくさん驚きの板と話題がありそうですから楽しみです。
そんな中から、今日はフライング情報を一つ。
カウンターな話題もちょびっと含みますが、まあそんなのは冗談口みたいなもんなのでそんなにシリアスじゃないですよ。
リッチさんはここのところサンタバーバラ界隈に出没してます。
ところでみなさん、サーフビデオ"リトマス"をご存知の方は多いと思いますが、そのリトマス、今年はリリース20周年です。
当時はまだビデオ時代でしたが、あのリトマスが日本に届いたのは確か1年遅れの97年になってからだったように思います。
今ではリトマス、
私は今で言うオルタナティブ云々がキャリア通じてメインストリームなので、リトマスがいよいよリリースというニュースをSJで見てすぐにその次のカリフォルニアでさっそく入手して楽しんでいました。
いよいよ日本でもリトマスの発売されるとエムズは馴染みの輸入元さんに次々オーダーをして、けっこうな数のリトマスを販売したものです。
その輸入元の当時の担当者君はたまたま私の地元の昔なじみだったこともあり、いろんな与太話をシェアしたものですが、リトマスが発売されて確か2年くらい経った頃だったと思います。
ちょびっとの自慢と、その頃の日本の空気を知っていただきたくてお話ししますがその担当者君は私にこう言った。
日本中でこのビデオをこんなにたくさん売るのはエムズだけだよ、と。
つまりこれはですね、単に映像がというだけでなく、あのサーフィンが理解されてなかった時期は長かったんです。
当初、この状況は世界的にも同様だったようで、日本ほどじゃなくても理解されるまでには少し時間がかかったようです。
まあなにしろ、メディアでもタイトルの紹介程度があるくらいで、ここいらへんの表現に気付いて本編などで取り上げられるようになったのは、はるかに後のことでした。
ありがたいことに、エムズでは私がこんな調子の好みですから類は友を呼んで、私がお勧めするそのリトマスを喜んでくれるサーファーが大勢来てくれていたのです。
それは今も同じ。
で、ここから今日のフライング情報に戻るのですが、リトマスには注目すべきフッテージがたくさんある中で、トム・カレンの光りっぷりにはやっぱり目を惹かれます。
一方で亡きソニー・ミラーがリップカールのスポンサードで製作した"Searching For Tom Curren"が97年にリリースされると、その中のジェフリーズでのFishライドがシーンを驚かせました。
カレンがフィッシュであのサーフィン!、てことになるとそれまでスラスターにしか興味のなかったサーファーにも影響が及びました。
今ではたくさんのサーファーが知る通り、トム・カレンは彼の乗るサーフボードの長さにかかわらず、すべてのサーファーに影響を与えています。
リッチ・パベルとリトマスの作者アンドリュー・キッドマンとのリレーション、トム・カレンとのリレーション、それに世界的にもオルタナティブ・シーンの起爆剤になったリトマスとその20周年。
スペシャルなプランがありそうです。
ご期待ください!