昨日はちょいと用事があってスキルに寄ったら、鈴木さんがこれ見ていきなよって見せてくれたのがコレ。
スキルの鈴木さん。
たぶんいろんなところで時々話題の主として登場するから、見たり聞いたりしたことがあるかもしれないけど、長い間藤澤の駅そばに店を構えてあらゆる工具類を販売してきました。
鈴木さん、私たちサーフィン業界の者にとっては特別な存在でしてね、日本で一番古くからサーフボード・インダストリーの発達した湘南で、サーフボード製作の現場に役立つツールをたくさん発明・供給してくれてきた人物なのです。
サーフボード・シェイパーにとって何より大事なツール、プレイナー、電気カンナですね、その伝説機スキルのナンバーワンテクニシャンでもあります。
日本のマキタ、そしてアメリカのスキルの開発と歴史に深く関わってきた人。
日本中のシェイパーやサーフボード職人たちから絶大な信頼を得ている、というよりもものすごくあてにされているので、スキルやマキタ、もちろん日立などなどのプレイナーのメンテナンスに集まるワケです。
カリフォルニアやハワイのたくさんのシェイパー達からも、主にスキルが送られてきたり、ウチのリッチさんやマニーもこちらに来るときには必ず1丁はメンテに持ち込みます。
リッチさん、スキルのコレクションは増え続けるばかりですが、ジェリー・ロペスさんのスキルコレクションも有名でいつも鈴木さんのお世話になっていますよ。
今日のコレ、40年近く前のマキタ。
試乗最大級のマキタでちょうどすべての作業が済んで、回してみたらものすごいヘルシーな音でしかもいかにもトルクのデカそう。
それがまたものすごく重い。
こんなの誰が使えるんだ?、ってくらい重くて、まあ外人さんの身体のデカい人はパワーがあるからコイツを転がせるのかもしれません。
ちょっと詳しく聞かせてもらったら、大きな板のラフシェイプに使うようですごくはかどるらしい。
ところでこの最大のマキタ、アメリカのどこからか、たぶんカリフォルニアだとは思うけど送られてきたらしい。
誰のかは知らない、と。
どこかの日本の知り合いがあちらに頼まれて持ち込んだんですって。
その持ち主さんは必死で探してコンタクトしたらしいんですが、私が言うのもなんですが、いくつかのパーツも鈴木さんの自製でよみがえってばっちり仕上がったあのマキタが戻ったら、きっと驚くよ。