お待たせしているカスタムウッドフィン、もうすぐ販売スタートですが、今日はテストリポートを一つ。
今日のコレ、GG4A / 10"・レギュラーフォイル。
サイズ10"というと、デカい、あるいは板によってはデカすぎる、的なイメージを持つ方もいるかもしれませんね。
だからリポートしておこう、というワケです。
フィンのカタチ(テンプレートですな)とサイズ、そしていろんな板との組み合わせは、これがなかなかややこしいもので波にもよるしサーファーの好みにもよるし、簡単に決まりを見つけられるものじゃありません。
ただし板はこれ、テンプレートはこれ、フレックスはこんなキャラ、みたいに条件が決まってくると傾向と対策が見えてきます。
私たちが製作しているこのウッドフィン・シリーズの中のGG4Aにはまずレギュラーフォイルとフレックスフォイルがあり、それぞれにサイズバリエーションを進行中です。
で、レギュラーフォイルのサイズ10"というとまず幅広くいろいろなシングルフィン・ロングボードに適応するのはもちろんですが、今日はVELZY 7'4" EGGのミッドレンジをシングルフィンで試してみたワケです。
つまり一般的なミッドレンジ・エッグ系でどうだ?、というテストです。
結論としてはですね、わりとボリュームのあるミッドレンジ・エッグには、このやや大きめと思われる10"はたいへん相性がいいです。
同じミッドレンジでも比較的軽いものやそれほど勢いやボリューム感の無いものであれば8"〜9"のチョイスでしょう。
このカスタムウッドフィンは木工としてとても優れているだけでなく、リアルに機能的なフォイルを追求したものです。
したがってマテリアルの特長がきわだっていますので、ボード全体の動的な重量バランスそのものをチェックするとテールにまったくと言っていいほど重さを感じさせないだけでなく、同じボードで同じ操作をするときに必要な力が小さくてすみます。
それは、軽いとか、クイック、とかと言うこともできるのですが、例えば今日試したような波、小さくて力の無い波でもサーフボード全体のドラッグが減少するのでややボリュームのあるミッドレンジ・エッグの勢いだけが生き残ってターン操作は軽いというありがたい働き。
このようにやや大きめのフィンを選んでフィンのドライブ性を上げておいても、余計なドラッグ無しでスピードと勢いをドライブできて、軽い操作で大きめな動き量を得られます。
楽しい!、面白い!!