
その健ちゃんのもうひとつの仕業。
健ちゃんのオーナーブランドが、OZ。
もちろん、デザイン・シェイプも、高橋健次。
このRabbitは健ちゃん自身も傑作と自負するシングルフィン・デザインです。
ことの起こり、数年前に健ちゃんが製作してファクトリーに飾ってあった見事なデザイン・シェイプのシングルフィンを私が譲り受けたのが始まりでした。
譲り受けるくらいですからこれはいい動きするぞって分かっちゃいましたが、それがまた想像以上だったわけです。
そこで、その板をベースにさらに私のいろいろなリクエストを反映してもらったデザイン起しをして出来上がったのがRabbitのモデル化に至ったんですね。
ご存知の通り、エムズと私たちにはシングルフィン・サーフボードそのものは何も珍しいものではありません。
それどころか、近年は特にまったく新しいシングルフィン・サーフボードをたくさんご紹介してたくさんのサーファーに喜んでいただいていますし、ハルなども基本中の基本。
もちろん多くのクラシック・ロングボードもね。
一方、このRabbit。
こういうカタチのシングルフィン・サーフボード、パッと見の景色から世間ではよく"レトロ・シングル"なんちゅう呼ばれ方されたりします。
冗談じゃあねえよぉ、と。
これはまあRabbitに限った事ではありませんが、レトロシングルなんて勘違いされたってレトロどころか全然モダンでいい動き。
ずいぶん前からシングルフィンをアップデートする動きが盛んになってきていますが、ここまで突っ込んだ追求がされた板はなかなか珍しいですよ。
あからさまな物言いでちょいと恥ずかしい気分もありますが、あえて分かりやすく言っちゃうとですね、このRabbit、"動く板"です。
それも、かなりいい動き。
もちろんこのようなカタチのシングルフィン・サーフボードに期待される、スピーディーでクリーンなターンとドライブはまったく犠牲にしていないどころか、そっちも特上級。
モデルとしてのメインのフォーカスもちょいと説明しておいた方がいいですね。
およそのサイズレンジは、6'台半ばから7'台半ばあたり。
幅はちょっと広めからやや広めまで。
厚さも中程度から厚めまで。
つまり、同じ短い板でもやや長さのある板を求めるサーファーや、ミッドレンジボードに馴染んだサーファーにお勧めです。
実際のところ、すでにこの板を愛用するサーファーの中にはかなり本格派の高い評価と、サイズのある波やクオリティの高い波にフォーカスして持ち出すサーファーも少なくないんです。
また基本的に浮力に余裕のあるデザインですから、小さくてパワーの無い波でも対応しますよ。
ですから、レベルの高くないサーファーや短い板に馴染みのないサーファーでも、カスタムオーダーでそれぞれの条件に応じるサイズとアジャストの対応幅が広く、また適したデザインなのです。
ここでお見せしているRabbitはどれもグラスオンですが、もちろんBOX仕様も選択できます。
"レトロシングル"のふりして、めちゃくちゃ波のキャッチが良くてスーパースピーディーでいい動きのヒネリの利いた洒落た板。
オーダーに関する詳しく紹介したページはこちら。
http://ms-surf.com/board/2014/07/oz-rabbit.html
