2015.06.14 UP DATE
Ritchie-san in 山王、あと3日!

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リッチ・パベルの来日シェイプ2015も残り日程、あとたったの3日になってしまいました。

例年にならって1月の来日から仕事始めの予定が、スペシャルブランクスの到着予定の延期によって4月にまでスタートがずれこみましたが、早いものでそれももうすぐピリオドです。

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詳しくお話しできるチャンスには、リッチ・パベルがどれほたくさんのデザインを持っているかご説明していますが、それでも留まることを知らないリリースに驚かれます。
そういう話が届いていないみなさんにとっても、いつも紹介する板達のどれもが違う板ばかりで驚かれているでしょう。

実際その通りで、リッチのデザインの豊富さは長年の付き合いになる私にもいつも驚きで、しかもその完成度は普通では計ることの出来ない水準と言っていいでしょう。

リッチのPAVELボードのカスタムオーダー・シェイプのプロジェクト、今年で3年目ですがPAVELボードに触れたみなさんはどんどんアイデアとリクエストの幅が広がるので、今年いただいたオーダーの内容はそのモデル数を数えるのも後回しにしているくらい、たくさんです。

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ずいぶん前の初来日時に我々のファクトリーでごく数本だけ製作したことがきっかけで例年のプロジェクトに発展しましたが、ファクトリーマン"健次"の超絶技巧もさらにアップデートを重ね、リッチ自身をして世界中で最高のクオリティのPAVEL製作環境と言わしめています。

しかも昨年あたりからは徐々に海外からも注目されるようにもなって、なんと驚いたことに今年はカリフォルニアのリッチファンから2人、ハワイから1人のカスタムオーダー依頼も舞い込みました。
つまりリッチの板の威力を知るサーファーが最高のリッチを求めるということです。

たったそれだけのことですが、貴重なサインです。

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そして実は昨年からすでにあったアイデア、これほどのPAVELを造るなら専用のラミネート(ディケールとかも言います、マークですね)をデザインしなくちゃいけないよね、という話が私たちの間で始まっていました。

実際昨年も家で時間のあるときなどに何度もそのデザインについてアイデアを出してスケッチしたりとかもしてみました。
ところが、これ!、というものやアイデアに行き当たらなかったのです。

その時代に流行っている風のデザインも考えました。
でもそういうの、お呼びじゃないんです、どうしても。チャチなの。

で、結局昨年はアイデアがまとまらないまま終了。
そして今年、リッチがやってきてその話が出て、またやはり腕組んでおしまい。

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来日して風邪ひいて2人とも寝込んで、治って仕事再開して少ししたある日、もうほとんど同時みたいにアイデアがまとまりました。
パーンって、ひらめき!

我々がここ日本で製作するPAVELボードはまさにその名そのものの、PAVEL。
リッチが使うマークの中でもっともシンプルで、他の何でも無い、しょった名前そのものです。

そしてそれはシンプルだけれど、もっともクリーンなロゴ。
時代や流行りには絶対動かされないものですね。
その時流行ってる風のデザインに変えたりしない、絶対。

考えてもみてください、フェラーリやブガッティはロゴ変えたりしません。

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サーフィンは楽しくて明るい遊びなのでファッションが寄ってくるのは当たりまえですが、ライフスタイルであるあなたのサーフィンも本物のサーフボードもファッションと一緒に消えたり流れたりするものではない。

サーフィンがファッションと一緒に移り変わる時代はとうの昔に終わってます。
そうですね、80年代にはね、とっくに。そういうの、古い。

私たちのファクトリーはちょっとした森の中にあるんですが、そこはホントに静かで鳥がたくさん鳴いて360度緑の恵まれた場所です。

そしてね、その森の上に小さなローカル神社さんがあります。つまりその場所の氏神さんですね。

その名は山王神社。

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おととしかな、リッチそれに気がついててなんて言う神社なの?って訊くから、サンノーだって教えた。
うん?サンノー、SAN'Oと同じじゃないかい!、と。

そうだね、あのSAN'Oとピッタリ同じサウンドよ、と。
それから私たちの間ではちょいちょいファクトリーそのものをサンノーって呼ぶこともあったわけです。

ぼちぼちお分かりかと思いますが、せっかくの好環境、その氏神さんの名を拝借させていただきました。
ちゃんと拝みました、今年の仕事を終わらせる時にもね、参ります。

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山王発のPAVELは板を少しでも分かるサーファーならそのクオリティを理解されると思いますからみるだけで分かる。
でもその世界のPAVELボードに山王発であることをごく控えめに主張するバッジとして、山王印を印すことになりました。

神社さんの番札を模した小さなマークをPAVELマークに添えています。

このアイデア、仕事は始まってから閃いて実際のマーク製作に取りかかったので残念ながら最初の方に巻きに取りかかった板には入れることができなかったのが残念ですが、こういうことも含めてうわべの作りごとはしないというポリシーをご理解ください。

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さて、4月の半ばから始まったPAVEL 2015カスタムシェイプ・プロジェクト、今週の水曜日帰りのピリオドですので今日を入れてあと3日のスケジュールです。

すでに相当数の板が出来上がってデリバリーさせていただいていますが、まだまだファクトリーとショップには巻き待ちの板がたくさんラックで待機中です。

そして離日前日までシェイプが続きます。
もちろん1本の板にかける時間や手間は削れませんから、例えば昨日、朝10時前に家で出てシェイプルームを出たのは夜の8時過ぎ。

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今日も10時前には家を出て行きましたよ。
私もショップの終業時間6時を済ませたら、ファクトリー直行であれこれケアです。

今日のこのbackdoor、昨日のファクトリー内の様子の一部をご覧ください。

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