これがなんなのか、私には正しい名前は分からんのだが、たぶんコンデンサーのはず。
3mm x 4mmくらいのせいぜい何かの欠片くらいのこれが、一体何をしてるんだか。


なにせ電気弱いですからね、チンプンカンプン。

とにかくコイツが独り言の元だったのは間違いなく、独り言はブツブツでも肝心のデカい音の邪魔はいけない。
真空管アンプに限らないと思うけど、電源が入ってるだけでなーんにも音出してないのに、スピーカーからブツブツ独り言のようなノイズが聞こえてくるというトラブル。

久しぶり、というか、たぶん４０年ぶりくらいで聞いた独り言トラブルなんだが、トラブルのわりにはなんだか懐かしい気分で、あーこういうのたまにあったなー昔、なんて。
喜んだって直るワケじゃないので、ものを知る友人が良く評価する、とある職人さんの元にお持ち込み。

ものの２日で直してくれましたが、事の難易はいろいろとして古い真空管アンプを後々もよろしく使えるいい処置をしてくれる職人さんのショップが近くにあるというのはとてもありがたいです。

えーですか、その昔トランジスタアンプが出現するとガキだった私はその安易な守備範囲に吸い込まれて万能と勘違いしたもんだが、ホントにいい真空管アンプは早い話がデカい音のその時にこそ、最速のレスポンスととんでもない声を聞かせてくれるというありがたい代物なのよ。
遊びがいがあるわけです。

トランジスタはおろか、今はデジタルでアンプリファイされて楽に大きくハイファイでも、それ早い話ガセの声だからね。
いくらとてもよく似てたってガセはガセなんで、よくできてりゃ何でもいいならオ◯マじゃねえか、と。あ、また余計な事言っちゃって、もう。

ガセでいいのはKOOKだが、気がつきもしないのは花粉症のせいかい？

ウチにあるのは、ちょいと修理ったって抱えて持っていけるようなものは一つもありません。
電気にもガソリンにもまったく能無しだけど、音と馬力はクラシックにデカくなくちゃイカン。

どんな世界も本物は必ず遊びがいがあります。しかも実は敷居も壁も高くないどころか、最上のFUN!