トリスタンのフリー・ドロウイング
2024.07.02
今回は削り上がりのフォームに直接描くものを色々やってもらいました。
画材は、アクリル顔料やスプレー、そして昨年見つけた京パステルという渋いニュアンスの色ばかりを特別に作った、まあクレヨンね。
ペインティングだけでなく短文を描くのも、私がトリスタン字と呼ぶ彼独特の字体なんだけど、それがまたすでにとてもいい雰囲気。
こういうものに彼は、先日も紹介したような例えばダンテの詩集から選んだポエムだったり、それこそ先日のエキシビションでテーマにしたフィリップ・ソラーの文集からの一文だったり。
それらの画材によって私たちは、例えばレジンに泣く性質であればわざと少し泣かせてクリアレジンのラミネートにもラップカットを用いたりしてみています。
そういったカスタムオーダーも、皆さんおおよそのリクエストだけでお任せいただく範囲が大きいのはトリスタンにも私たちにも、より内容の良いプロセスを選択できるので吉なんです。