12' Parlementia Hull Glider custom
2024.06.17

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カスタムオーダーのパーレメンティア・ハル、これまでにこのモデルは11フッターのオーダーを何本かこなしてきたトリスタンにとっても初の12フッターということで、彼自身も削るのが楽しみだと盛り上がってます。

今日はまた別のパーレメンティア・ハルのカスタムシェイプを済ませて、この12フッターは明日から取り掛かる予定。
ブランクスはバーフォードの12'3"、先月はリッチもこのブランクスから2本のダブルラスカルを削りましたね。
ちなみに、この3本で日本から12フッターのブランクスは一旦終了です。

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この板を削るに当たって私はトリスタンに、リッチが所有するビンテージ・日立プレイナーを試すことを提案しました。
このビンテージ・日立は6年ほど前にリッチが藤沢のとあるプロ職人さん向けの道具屋さんで見つけてきたもの。
ある日の夕方、山王での仕事を終えて家に帰ってきたリッチが休みで家にいた私に、"すげえものを見つけた!"、と言ってそのショップでこのプレイナーが2丁も売りに出ている、と興奮して言うわけ。

そこでまだ店が空いている時間だし、私は即行って買っちまおうぜ!、ということで車で10分ほどのショップへ。
まんまとリッチのいう通り2丁のそれがある。これ、ビンテージっていうとこも嬉しいんだが、何よりすごいのは今ではまず見ることができないそのサイズ。
しかも、試しに回してみるとものすごく健康な状態。2丁とも買ってお持ち帰り。

このビッグ日立、リッチは時々登場させているけれど、当然ながらその本領はビッグカットで、ビッグボードのとんでもない厚さをもつブランクスのボトムのラフカットには最高の働きをするんです。
単に効率が良いだけでなく、その重さはスタビリティが高くて、そこにもってきてもちろんロングフットだからラフカットからでっかいブランクスにビシッとロッカーがキマる。

昨日はシェイプを終えたところに私が持ち込んだその12'3"、テストカットしようぜってんでボトムをひと剥き。
トリスタン、最高じゃん!、ってんで続きは明後日ね。

ビッグ日立、この音聞いてね!
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