PAVEL, 6'8" NEW OTTER CHANNEL TWIN カスタマーは好みやリクエストを詳しく伝えてくれるサーファー。その先の実際のデザイン・シェイプ、つまりそれらの要素がどう解釈されて反映されるかはリッチと私たちに任せてくれるので、チグハグな板になることもなくズバリいいカスタムボードに仕上げられます。
今回デビューする、このニューオッター・チャンネルツインにもいくつかのスペシャル・フィーチャーがあります。
もちろん、カスタムオーダーではそれぞれの板にそのリクエストや条件に対応したデザイン・シェイプがなされますが、例えばこの1本ではまずテール幅が少しだけ細められています。
またチャンネルのテールエンドでの処理、内側2本のチャンネルは外側のアウトポイントに揃えてテールエンドにはわずかなパネルパートが施されています。
これはもちろんこのデザインとスルーアウトとでどちらが良いとかいうことにななりません。リクエストをデザインに反映させる中でリッチがサーフデザインとして採用したものです。
さらにこの1本ではチャンネルに入るポイントのラインに同調したアウターパネル(ボトム写真にはその位イメージが見ることができると思います)には、リッチが短い動画で言っているようにスピードダイアラーと同じ面フェイズの作りを与えられたコンケーブが施されています。
68NOT_CHTW.MOV
動画ではその面フェイズについて話すパートは、ちょいとデリケートなので省かせてもらいました。
もちろんこれもこの板のカスタムデザイン上の選択として採用したものです。
とまあ、そのカスタム要素が派手だの派手じゃないだのではなくて、カスタムオーダーで製作する板にはいろいろな"実際の工夫と作業"がされていて、それはオーダー主にとっての情緒的な特別感につながるだけでなく、世界でトップ評価されるリッチ・パベルにとってはその評価の根拠そのものです。
そういうシェイパーと、彼がここで製作することをベストとしてチームを組むエムズと山王が作り出すサーフボードを勘づいてくれたサーファーにお届けするのは、とっても大変だけど最高です。