リッチさんの置き板
2023.06.25

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PAVEL, 7'7" QUAD FISH リッチのパーソナルボードが何本かエムズでキープしてありますが、そのうちの1本。

実はこの板、グラスワークはトリスタン・モース。

トリスタンはディスプレイスメント・ハル専業ブランド、ファンタスティック・アシッドのオーナー・デザイナー・シェイパーであることはよくご存知でしょう。
トリスタンとアシッドについて少し詳しくお話しする機会があった方には話した事があると思いますが、彼はまだ10代の頃から高いクオリティの仕事を身につけたとても優秀なグラッサーでもあります。

つい先日もリッチとこの板の話になって、その時もリッチは、"トリスタンは本当に良いグラッサーだよ"、としみじみ言っていたのが印象的でした。

さてこの板、数年前にリッチがウチに持ち込んで置いておいてよと言いながら、"乗ってみて"、とも言われていたのに何故かずっとそのまま置きっぱなしになっていました。
先日、この板に話になって急に思い出して試してみるべく家に持ち帰りました。

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で、まだ乗っていないので今日はグラスと見た目の話。
デッキ・ファーストで白のオパークで巻いて、ボトムにはリッチさん大好きのボトル・ティントでインセット。
そこまではそんなに珍しいプロセスではないのだけれど、さらにデッキにインセットで白のレジン・アブストラクトを施しているのが、これユニーク。

それもなんて言うか、水面の揺らぎみたいな紋様で、近くでよーく見ないと分からないってのがさらに良い。
きったねえワックスがデッキを覆っているともっとイカン。

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持ち主か、この板を知っている人しか知らない、楽しい仕掛け。へんに内緒とかじゃなくてね。
そういうのって、シェイパー・ビルダー・サーファーが波乗りとクラフトマンシップで繋がった静かで最高のプレゼントですね。