

折っちまった、、、
2023.03.26

ここ数年で初めて聞きました、トリスタンが板を折ったっての。
このモデル、Dismetric Hull / ディスメトリック・ハル、非対称パフォーマンス・ハルとか言っちゃえばなんとなく板のコンセプトが分かりやすくないですかしら?
非対称デザインはシーンで拡大してポピュラーな存在にまでなるようなとこはたぶん無いだろうけど、それでもここ数年はじんわりと居場所を得ています。
これはもちろんシェイパーによるのでが、単に時々乗ってみればそれはそれでおもしろい、というような扱いではなく、そのシェイパーのラインナップの中で作り手の納得のいくコンセプトをそれぞれが磨いているというようなモデルたちをいくつか見つけることができる。
普通、非対称というとバックサイド側により回転性をフォローするようなアイデアが多く見られます。つまり例えば、フロントサイドに1本(ツインフィン)・バックサイドに2本(クアッド)、左右のアウトラインもそれに準ずるオフセット、というコンセプト。
ところがアシッドのディスメトリックは、フロントサイドにはより回転弧・回転性のコントロール性とドライブ性を強調し、バックサイドにはより小さな力と操作量で反応を得るといったコンセプト。
よく考えれば納得で、ああくまでディスプレイスメント・ハル由来の非対称パフォーマンス性なのであるから、そもそもハルの両サイドのライド性・ターン性をそれぞれプッシュする指向。
トリスタン、この板をとても気に入っていたけれど、折れたついでにすぐにまた新しい1本を削ってアップデートするはずです。
楽しみにしておきましょう。
