1月6日、ブラックスでの話です。この日の特別に大きい波、めったに無いこのサイズを待ち続けたディラン・ジョーンズの夢のコンディション。ビッグ・フライデー!
???? John Barton
ディランは時々このサイトでも登場する本物のウォーターマン、カリフォルニアでも広く知られるライフガードでありサーファー。
時々紹介させてもらうのは、リッチ・パベルの親友でありPAVELボードに乗るクルーだから。
彼はいつもトレーニングを続け高いレベルのコンディションをキープするのはもちろん、デイリーなファンサーフから特にビッグサーフへの準備を怠りません。
今までにもブラックスの大きな波や、一昨年はトドスサントスでスコアしたビッグサーフの写真などを紹介しましたね。
昨日の朝、リッチからの電話の中でちょうどその日のブラックスとディランの話を詳しく聞けました。
さて、今年のサンディエゴは年初からおそらく数十年ぶりといいうほどのビッグサーフが続いたようです。
ディランにとってブラックスはホーム、9'8" PAVELで最大のブラックスをチャージしていたその日のエピックなセットの1本にパドルインする彼のラインにはパニックに陥ったサーファーと板。
ディランはテイクオフをメイクすることを諦めてヘビーなワイプアウト。
このひどいワイプアウトは鍛え抜いたディランにとってもサバイブは簡単ではなく、それでももちろんエスケープした彼の目に入ったのはかなり危険な状態のサーファー。
危険な状況で多くの人の命を救ってきたディランでも、さすがにこの波の中で命の危険にあるサーファーを救い出すのは最大の困難。
それを成し遂げたディランのSNSには多くの賛辞が寄せられました。
リッチいわく、ワイプアウトそのものがレスキューのスタートだったわけ、と。
その日その時そこにいる、というのはサーファーの才というのはよく言われるけれど、いるべきではない時とところにはいない、のは波乗りの礼。