inspired by Corky Carroll V-Bottom
2022.08.18

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またひとつ、面白い話題がトリスタンから届きました。いろいろなスタディが止まらない彼から届く話はいつも楽しみですが、今日はV-BOTTOMのこと。

この話、彼の地元ビアリッツのこの夏の驚異的な熱さと観光客とクルマの強烈な数、それらから逃れて30分ほどのドライブで人の少ない山の方で過ごすことが多いよ、なんていう近況と一緒に伝えてきました。
ウチの近所も特に夏の週末やお盆休み時期には同じような状況になるのですが、どうやらあちらはそんなもんじゃあなさそうで、ビアリッツに来る時は絶対夏のバケーションタイム以外にしてね、と以前彼が言っていたのを思い出します。

で、この板の話はトリスタンのインスタでも割と詳しく書かれていて、インスタをチェックしてるアシッド・ファン(と言うのも妙だね)のみなさんの中には読んだ人もいるんじゃないでしょうか。
とても面白いアイデアであり、そもそもこのモデルの楽しさは半端じゃないので、エムズでは何度かに分けて取り上げてみますよ。
彼のインスタで紹介されている話に、さらに彼が伝えてきている詳しい話を加えて書きましょう。

Fantastic Acid, V-BOTTOMは私はあえて、Displacement V-BOTTOMと呼んでお届けしています。
すでにこの板を手に入れていただいて楽しんでいるサーファーからは、ユニークでハマるサーフィンについてリポートを聞かせてもらっています。まあね、マイノリティに違いないのはこれもそうだけど、それでいいのね。

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まず今日はこのアイデアのとっ付きについて。

アシッドのV-BOTTOMは、もちろんトリスタン自身も大のお気に入りのひとつで、60年代終わりに生まれたオリジンの持つまさに名前通りのVEEボトムの特徴とアシッドの家業であるディスプレイスメント・ハルを最大化した強烈な2ピークをコンボしたデザイン・シェイプです。

今回は彼が以前カリフォルニアで見たVボトム・モデルである、古いコーキー・キャロル・モデルのボトムデザインを試してみることにしたのが事の始まり。
そのアイデアを再解釈してデザイン・シェイプして波乗りを試そうと。

それはボトム中央付近からフィンエリアにかけてフラットパネルを施すというもの。

先に言うのもなんだが、これはきっとアシッドのV-BOTTOMにバリエーションとして加えられることになるんじゃないかな、と私は思っているんですがそれはつまりどちらが優れているとか言うのじゃなくて、このモデルの持つ飛び抜けたキャラを柱に波とサーファーの嗜好によって選択が増えることになるんじゃいかという意味です。

その辺のことはまた近日、続きを書くときに触れることにしましょう。
とりあえず今日はこのアイデアのサマリーね。

アウトラインもワイドポイントも少し変更されてある程度の広さを保ったままテールに向かうパラレルなラインから、カーブを増やしてやや搾り気味なテールエンドを採用しています。

いろんな面で素敵なアイデアを発揮するトリスタンは、この板のラミネートにもかっこいい仕業を。
サーフィン・イヤーブックから(コピーで取り出したページの一部をライスペーパーにプリントしたと思われますが。いやまさか破り取ったか???)コーキー・キャロルの記事をロゴがわりにラミネートしてる。

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笑っちゃうなあ、こういうの。私、大好きです。


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