


AXXE CLASSIC, ストレッチ・バックジップ!
バックジップの常識を変えたアックス・クラシックのAZS(オートジップシステム)。ジップ周りから入った水を体に伝えるのを防ぐインナーバリアがジップのアップダウンにシンクロして動くという画期的なシステムです。
そのモデルを元にエムズが別注でオーダーしたのが、なんとそのバリアそのものを取り払ったスペシャルです。
そしてこのモデルがレギュラーモデルのオプションとしてカタログにライナップされました。
エムズのスペシャルはストレッチジップ x オール2mmリ・ブルー(ご覧の通り、爽やかなブルー地)というスペシャルモデルです。もちろんオール3mmや3 x 2mmでのオーダーも可能です。
このスペシャルモデルは、主に関東以南エリアでの春・夏・秋シーズンに的を絞ったコンセプトで、基本的には水温の穏やかな時期・場所でのサーフを限りなく快適にというちょっと贅沢なモデル。
ストレッチジップは、これがとんでもなくストレスフリーなジッパーで、インナーバリアを取り去ったバックジップ・スーツにストレッチジップの組み合わせは驚きの動きやすさと着脱のイージーさ。
写真で分かるように従来品に比べてジップの噛み合わせギアが小さく細かいことで、ジッパーを閉めた状態でもすごくフレキシブル。
当然背中の違和感も全くと言っていいほど感じさせません。
もうひとつエムズが目をつけたのが、アックス・クラシックの生地ラインナップの中のリ・ブルー。
これは国内回収ペットボトルから生まれたリサイクル糸・エコブルーを使用した裏地素材。
この生地で作ったスーツを実際にチェックしてみて分かったのが、独特な"伸びて止まる感"。
というと今までウェットスーツの着用感で言われたことのない説明だと思いますが、この説明ワードを聞いた皆さんの印象の良し悪しが気になるけど、そうとしか言えない。
ウェットスーツの生地の機能性でとても大事な伸縮性。
アックス・クラシックほどのブランドになるとラインナップする生地の伸縮性はどれもトップレンジ。
で、意外と盲点なのが伸びる方の"伸"はサンプルをチェックしてその伸びの良さが分かる一方で、伸びの良い生地は当然戻る性格"縮"も良いのが普通、というか当たり前。
リ・ブルーのユニークなところは伸びが常識以上の良いのはもちろんとして、着用することである程度伸びた生地が縮み方向にキツく感じないことろ。
スーツを着ることでちょっと伸びた生地が、言ってみればそのまま身体にフィットしたところで止まるような、そんな感じ。
もちろんそれはだらしなく伸び切るのとは違います。程よく締まって、そこで止まる感じです。
しかもそれは実際に海に入って多少なりとも(ワイプアウトもするしね)ウェット内部が濡れると、さらに身体とのフィット感が快適になります。
仕上げはネック周りデザイン。
ストレッチジップは従来のジップと違い、ジップアップした時の首後部の異物感が全くありません。
ですからこのモデルでは首回りのパーツと形状から、締め付け感を取り去ることができました。まるでタートルネック程度の快適さです。
いかがですか、このスペシャルモデルなら春〜秋のウェットスーツに全く違う快適さを実現します。
ぜひお試しください。これなら、きっと作ってよかった!、って思ってもらえます。
ちなみに私、あまりの快適さでフルスーツからスプリングまで全て揃えたほどです。
スーツのスタイル、お使いのエリアや生地厚など、なんでもご相談ください。
板だけじゃありません、ウェットの研究もやり抜きます、エムズ。
