これ、間違いなし!
2022.02.03

EISHIN surfboards, 9'4" MAKO HULL

 今週は久しぶりに波のあった湘南、私も所用が重なりまくって波乗り不足が続いていましたが、このマコ・ハルで。

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言うとちょっとややこしいけど、ミッドレングスの高濃度ディスプレイスメント・ハルをラージサイズに、というコンセプトのこの板、あるようで意外と無い。
つまりこのようにロングボードサイズになるとハルの多くはグライダー系デザインを採るケースが多いです。
もちろんそれはそれで、よくできた板なら素晴らしいサーフデザイン。

一方で我々のデイリーなサイズやブレイクでハルの濃度をラージサイズに求めると、ミッドレンジ的なデザインをその長さの中で発揮するコンビネーションを新たに作り出すのが妥協が無い手法。
このアイデア、と言うか、もともとはそういう板が欲しかったので数年前にまずはリッチ・パベルに新たにデザイン・シェイプを依頼したのがことの始まりで、そのコンセプトはPAVEL MAHI HULLとしてその後モデル化して、オーダーして手にしたサーファーたちを喜ばせています。

で、その同じコンセプトを私たちのクルー佐藤英進にも投げかけて、できた板が今日のこれ、マコ・ハル。
もちろんコピーを求めるはずもなく、英進の独自の解釈とデザインであることが大事。

ただし、いくつかの基礎的な条件は明確に実現してもらった。
それは大きなノーズと絞って細身のピンテール、そして当たり前だけど、ディープなハル(ボトム)。

大きなノーズの意味は、訳もなくロングボードらしいカッコを求めたのでは無い。
ボード前半3分の1エリアに幅が欲しかったんである。当然ながらそれは数値としての幅があればいいって言うような簡単な話じゃなくて、全体のカーブ・ロッカーとレールのフォイルバランスの調和、それらとボトムのコンツアー変化とのつじつまの良さ。

それらの出来が良いと、高濃度ハルの例の吸われるようなペネトレーションを伴う上り方をするわけです。
そっち優先で、テールはスルッとリリースして引きずり感や主張をしないで着いて来てくれる、というコンボ。
もちろんそのテールサイズとデザインは、ハルにとってのロングボードサイズでいて戻し方向のターンにも程よいシャープさと扱いやすさ。

結果、このマコ・ハル、いつ乗ってもすごく良いんです。
いつ乗っても、てところが今日のトピックでしてね、そこには割りとどんな波でもということが普通に含まれますが、引っ張り出すのがしばらくぶりだったり波乗り不足で乗り手がへこたれていても必ず板にデザインされている美点が姿を現すというところにこそご利益があります。

板がちゃんとシェイプされているなどという平板な話じゃなくて、サーフィンがデザインされているってこと。
英進と話していて、デザインとサーフィンが具体的であるところ、そしてそれらがダイナミックであるところ、そういうとこリッチは見抜いたんでしょうね。

このマコ・ハル、脈絡なくあれこれ取っ替え引っ替え遊ぶ私でもかなりフォーカスがまとまりましたから、私的バージョン2をオーダーすることにします。
英進も今、とても多くのオーダーを抱えていてエムズでもお待ちいただいている皆さんが順番になっているので私も列に並びます。

お問い合わせ、オーダーのご相談、ぜひどうぞ!