Fantastic Acid, Torsion Tail
2021.09.20

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アシッド・ハルのトーションテール、フレックスパネルをビルトインされたバージョンのひとつです。

アシッドのフレックスパネル・バージョンにはこのトーションテールともうひとつ、フレックステールがありますがそちらはバーティカルフレックスとトーションの複合的なフレックスをテールに与えます。
こちらのトーションテールはその名のとおり、ねじれ方向のフレックスに特化したフレックスパネルです。

以前も紹介したので覚えている方もいると思いますが、二つの写真の長い方、これは私がトリスタンに(ちょっとわがままを言って)リクエストしたモディファイをほどこしたデザイン・シェイプです。

その内容はラウンデッド・ハルをベースに超特大の幅と厚さを与えて、大袈裟に言えばボトムに限界越えのディープなハルを削り出すという目的です。
なんでそういう目的か?。簡単です、試したかったから。

ですから特大の幅と厚さは、それ自体が目的ではありません。
つまりボトムにウルトラディープなハルを削り出すにはボトムだけならそりゃいいんですが、それだとレールが無くなっちゃいます。
レールフォイルとデッキフォイルを機能的に削り出そうとするとすごく厚くなってしまう以外に無いからです。

そしてボトムのディープなハルも板自体の幅がある程度広くないと、ホントに丸太みたいなボトムになってしまうので幅広さを求めた結果、長さもある程度ないとアウトラインがまん丸になってします。

それらの結果、求められた3サイズが、8'4" x 23 3/4" x 3 5/8"+になっちゃったということなんです。
もちろんこのコンセプトを試すには、このサイズしか無いってことはないでしょう。
なんとなくのイメージは、どでかい雲に乗るような波乗り。それで行き着いたサイズです。

で、そこにさらにトーションテールのターンでのテールのねじれ感そのものと、それが生むドライブを付け足したいってんで板の大げさっぷりに負けないデカい(長い)トーションパネルを要求しました。
これが後で事件の元を作るんですが、その話はまた後日。
もちろん、通常のトーションテールは素晴らしい効果そのものが事件ですけど。


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さて二つの写真の短い方、これが7'4"でいわばノーマルのラウンデッド・ハル・トーションテール。およそ同じくらいの縮尺になっているのでそれぞれの特徴の違いが分かると思います。

このでかいヤツが届いたのは春先でしたが、私は壮大?(まあまあ、大げさですけど)な実験を企てていて、そのアイデアを実行するまであれこれ考えていて時間が経ちましたが、やっと実験が始まりました。
時間がかかっているのはもうひとつ理由があって、私の地元ビーチの地形極悪状態が今年始めから長く続いていることがあります。私が知る限り、ここ40年で最悪だと思います。もうね、めったに波乗りできない、というのが冗談抜きのホント。
近所のみんなとよく話すんですが、鵠沼は普通にやれてるのにねえ、とそちらに目をやりますとね、これもまた過去に見たことがないくらいの人だかりで真っ黒け。

え〜、そんな感じでいよいよはじめた実験、とくかく波と地形次第ではありますが成り行きをリポートします。
どなたにもまんべんなく感心ごととは思えないけど、自分でやっててもかなり面白おかしいことが起きてるんで、御用とお急ぎじゃ無いみなさん、お目汚しにぜひどうぞご覧くださいな。

続く。


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