アシッドのパーレメンティア・ハルはモデル名の由来になっているスポットのビッグサーフにフォーカスしてデザインされた、それもでかい波をやるためのディスプレイスメント・ハルという前代未聞のビッグハル。

作者のトリスタンはプロジェクトが始まった当初からマメに進行状況を知らせてくれていて、わりと初期からこのモデルがスモールサーフ（つまり、普通の波、ね）でのグライダーとしてのポテンシャルの高さがリポートされてきていました。

というのもトリスタン、この大胆なプロジェクトをいきなりぶっつけ本番しちゃったのですが、それでも感じるところがあってその後何度かスモールサーフにも持ち出しました。
そうするとこのモデルが最高のグライダーにもなることを発見したのです。

そうなると彼の地元界隈のサーファーたちの何人からグライダー・バージョンのカスタムオーダーがあって完成した、と。
スモールサーフ（くどいようですが、普通の波っていうことです）のグライダー・バージョンのためにトリスタンがたどり着いたチューニング・ポイントは、わずかに広く（ホントに少し）されたテール（エンド、ということだけじゃなくて）と、同じくわずかに丸みを加えたレールフォイル。
もちろんそれらに伴って各部フィッティングされます。

パーレメンティア・ハルはそのプロジェクトの全容を今年初めのBlue誌で記事にさせていただいたり、ローンチ直後から意外なほど反響があって、これからの展開がとても楽しみな板。