本日発売のBlue、巻頭特集・パーレメンティア・ハル・ストーリーを書かせていただきました。12ページにもなる結構なボリュームの特集です。
ファンタスティック・アシッドの製作者トリスタン・モースから聞かされていた、彼らの地元のビッグウェイブ・スポット、"パーレメンティア"の波とその波のための特別なハルのプロジェクト。
この話のごくさわりは、エムズのサイトをサポートしてくれているみなさんはすでにご存知。
そしてトリスタンはとても優秀でオリジナリティの塊のようなシェイパー・サーフボードビルダーであり、稀代のハル学者とでも申しましょう。
彼はあらゆるハル・デザインを生み出している中で、他のシェイパーのシェイプによるダウンレールのガンでサーフしている地元のビッグウェイブ・パーレメンティアもハルでサーフしなければと思い立った。
そのアイデアとプロセスはあまりにも特別で興味深い。彼の友人のフォトグ、トーマ・ロダン(Thomas Lodin、ですがフランス呼びだとこうなる)はその一部始終を記録することを申し出て、今回の特集の素晴らしい写真が揃ったというわけです。
今回の特集はそのプロジェクト全貌を記事にするにあたりいくつかのテーマに分けて私がトリスタンに問いかけ、それに答える彼の語りをなるべく彼の物言いのニュアンスが伝わればという思いで書きました。
いつものことなんですが、私とエムズはサーフボード作りにリアルなオリジナリティと熱いハートで取り組む製作者たちのサーフボードを同じ思いで共有してお届けしています。
ですからそれらにまつわる話や、ときどき依頼をいただくこのような記事も、できるだけ彼らの表現をややこしくても難しくても、そのまま書きたい。
てな、私のわがままを入れて、いつもほぼいじらずに本にしてくださるBlueとTさんに感謝。
よろしかったらぜひお手に取って読んでくださいね。