エイシン・サミー・ヴィー、時々ご紹介しています。
ストックと板の紹介はこちら、
http://ms-surf.com/board/2020/04/eishin-surfboards-77-sammy-vee.html
8月4日のポストでも紹介した、8'6" Sammy Veeのトピックをちょっと詳しくお見せします。
そちらの写真と合わせてご覧くださいね。
今日のネタは2つ、ノーズとVEEを持つテールエリア、です。
ノーズのボトムから明確に始まるベベルが両サイドのアンダーレールに回っていく様子が見えます。
このベベルはボトムのボード前半に渡って、いわばトライプレーン・パネルを形成しています。
このモデルの持つ比較的パラレルなアウトラインに対して、前足が先導するレールの出し入れやプッシュに余分な力を必要としない、とてもスムージーな応答を持たせています。
そして、そのセンターパネルのごくわずかなカーブとボード後半に与えられ得るVEEとの相性の良さは特別。
長めのVEEパネルとロッカー・レイアウトは、前足の操作性の良さと滑らかさからそのままこの板の持つターンへの積極性につながります。
テールエンドの小さなボックス・シェイプも板の"出の良さ"に働いて、あえて立て過ぎないエッジでボード全体を通した滑らかさの調和をターンのリリースまでまとめます。
佐藤英進はこのコンテンポラリーなVEEボトムに再注目して、サミー・ヴィーに結晶させました。
ボードを平面的に見れば特に変わったところのないカタチのようで、このモデルに素晴らしいテンプレートを作り出しました。
この板、どんなサーファーにもおすすですが、特に"乗りやすさ"というワードが響くサーファーにはむしろ新しい乗り味に感じること間違いなし、見逃してもらいたくない、なかなかの逸品です。
オーダー、ご相談をお待ちしています。