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ちょっと久しぶりに乗りました、フィッツロイ。
思い起こせば約40年前頃、スピード・デーモンと呼ばれたテリー・フィッツジェラルドさんが生み出したデザイン、ドリフタのトリビュート・モデルです。
サーフィン界ではマイナーなデザインですが、これがとってもいい板で、私個人としては当時もすごく好きだったモデルでした。
タイトルをうっかり忘れてしまいましたが、そのフィッツジェラルド一家をフィーチャーしたビデオが10年ほど前にリリースされて、これがまた素晴らしい映像作品でしてね。
タイトル忘れたくせに何ですが、このビデオご覧になっていなかったらぜひ探して入手されることをお勧めします。
何しろそのビデオの中でテリーさんのせがれ君が、テリーさん所有の当時のドリフタですごいサーフィンをするわけです。
このモデルが生まれた当時はツインフィンが一時代を築き、トライフィンが生まれる間際。
テリーさんはシングルフィンのポテンシャルを生かしつつ、新しいマニューバビリティを持つドリフタをデザインしたというわけです。
強烈なダブルウイングにマイクロスワローテール。ウイングに同調したミニ・サイドバイトの存在がマルチフィン・デザインとも見えますが、シングルフィンと考えると分かりやすい(いえいえ、分かりにくい、ですか?)。
現在の色々なデザインのサーフボードを楽しめる恵まれた状況、その全体を広く見渡す目で見ながらこのモデルの特徴を大きくイメージしてもらえば、シングルフィンのクリーンなスピーディーさとトライフィンのような機動的な動きが融合したサーフデザインです。
ぱっと見、クセのありそうな姿と真逆にパドルと波のキャッチもとても良くていい動き、そしてとても柔軟で扱いやすさの際立つモデルです。
カスタムオーダーとご相談もお待ちしています。
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