Beige のジャック君から、
2020.04.22

ジャックからのメールで面白い話を聞きました。

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彼の地元、オーストラリアのビクトリア州、ウエンズレイデールという街。
ジャックの話では彼の街でも外出制限があるのは他の多くのところと同じ一方で、オーストラリアは広いですからね、地域や自治体によって色々なレギュレーションがあるかもしれないので、とりあえず彼の街の話。

長いサーフィンの歴史を持つカリフォルニアやハワイがビーチをクローズしていてサーフィンも禁止しているのとは違い、ウエンズレイデールではサーフィンができる。
だけど、ビーチにしてもラインナップにしてもサーファーが集中するのはNG。
その判断を警官がするというのです。

警官に波乗りの環境を規制される、と考えると、そりゃ波乗りなのか?って、普段なら思います。
でも世界中がコロナの感染拡大のために厳しい規制をしている一方で、波乗りは他のサーファーと十分な距離を保ちビーチでも人と接触をしなければ一般的な他のアウトドア・アクティビティ(ちゅう言い方は、自分でもこそばゆいけど)よりも比較的安全性は高い。

すなわち、サーフィンが条件を守れば比較的安全なアクティビティであることは、まともな意識を持つ人たちが安全に散歩したりジョギングしたりと同じように、またはより安全に楽しめるというシンプルな話。

そんなこと他人や警官に見張られなくてもいいじゃないかっていうのはむしろ普通だけど、逆に警官にチェックされたってそこで波乗りするサーファーはNGなマネはしないもんねっていう、自分たちの振る舞いに対するシンプルな自信ということでしょうな。

ここにはちょっと私たちと違う事情があって、カリフォルニアやハワイや、オーストラリアもビーチカルチャーってのがある。
そんな中で波乗りだけは条件付きでOKってのは、波乗りがそれらの地で多くの人のライフ(ライフスタイル、じゃあないよ)であるということが大きいけど、それだけでもないと思う。

人は誰でも守るべきことを守り良いはずのことを選択するという当たり前を、たまに犯したりもするものだけど、波乗りする上でのソーシャル・ディスタンシングをキープするのは陸でのアクティビティよりも実質的に守りやすいという、ある意味マトモな大人のジャッジを大騒ぎしなくてもできるってところに感心しました。

ジャックの街は(たぶん)いい感じの田舎みたいだし、サーファーがたくさんいるんだろうけど、それでもビーチと波は余ってるんじゃないだろうかとは思います。そういう環境の違いはあるでしょう、そりゃ。


私の地元湘南でも千葉でも、ついにこの警戒期間中は県外(ってのも違和感があるけど)からのサーファーに来ないように呼びかける事態に至っているのはきわめて残念。
確かに私たちはチャリンコでちょいと浜まで行って、波乗りして、友達とも距離を取って挨拶して、またチャリンコで家に戻ってシャワー浴びて着替えて仕事するってしています。
でもそれ、例えば漁師さんが食べる漁師飯みたいなこと、かしらね。
今は時代の変化と相続の重さで、昔ながらのたくさんのお屋敷1軒の土地に4軒6軒の家に分譲されて、湘南は随分と人も文化も変わってサーフィンがライフスタイル化したけど、スタイルじゃないからなあ。

今さら他所の国の、それもまた少し違う事情の話を聞いても感心するのは他所の国の何処だからじゃあ無くて、生き方が理解されるところ。

これ、たまたま私は海の近くで暮らすけど、仕事が何だからとか住まいが何処だからではなく、長いこと波乗りするサーファー、それもそのキャリアの今こそ充実を実感しているサーファーには難なく共有してもらえるのではないかしら。

いやしかし、さすがにあまりの混雑に自粛というより、遠慮しておきます。
早く皆が波乗りが楽しめると嬉しいです。楽しみです!


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