PAVEL, 恐るべきディテール
2020.02.13

エムズのインスタ@ms_surf にこの板の写真をポストしました。

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インスタでは簡単な紹介ですませましたが、この恐るべきディテールはこちらエムズのサイトで紹介してご説明します。
インスタも楽しんでいただいていますが、このウエブサイトでこそ肝心で美味しい話を提供するのはエムズの静かなポリシーの一つ。

どうも写真SNSはモノマネ用カタログみたいな様相を呈している部分もあって、やばい板ばかりを預かり扱うエムズとしては、預かる各ブランドの製作者たちのためにも写真の取り扱いに注意を払わなければいけません。

写真を見てうわべだけ、"そんなようにも見える"真似をするのはどこにでもあることですが、問題はモノマネそのものよりも、ほら出来たよ、みたいな粗末な勘違いなのです。
それはオリジナルの作者への冒涜というだけでなく、そのデザイン&シェイプのホントの評価までおとしめてしまい、多くのサーファーが本物に行き着く邪魔をしてしまうのです。

そんなわけで、今日はこの板、PAVEL Fresh Fish Twinzerを例にとって見ていただきます。

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ボトムの下半身が見える写真でお分かりのように、ストリンガーのシェイプが部位によって変化しています。
リッチ・パベルの恐るべきデザインとシェイピング・テクニックは、例えばこの板のボトム・コンケーブもフォームだけでなくフォームと連続するストリンガー(この細い部分でも!)にまで形状が与えられているのです。

つまりこのケースでは、フィンの直前エリアで最もコンケーブの立ち上がりが強いのにつながってストリンガーにもリッジがシェイプされています。
これは見せかけのために単にストリンガーをつまんだようにリッジをつけているのではなく、コンケーブの立ち上がりラインの連続になっているのです。

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これはこのように説明しながら見ていただくと分かるような、見た目に派手な部分だけでなくボードのあらゆるパートに分かりやすくても分かりにくくても、あちこちにほどこされています。

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テクニックのご披露のためではなく、これがデザイン&シェイプなのです。
こういったことのたくさんの集合が、世界中のサーファーに、"パベルの板は全く違う!"と言わせるパフォーマンスを体験させることになるのです。


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