少し前にもリポートした佐藤英進のパーソナル・シムスター、ますます調子が上がっているようです。
前回リポートはこちら、
http://ms-surf.com/topics/2019/12/59-simstar-1.html
シモンズ、ミニシモンズの強烈なアドバンテージであるパドリングスピード速さと恐ろしく早い波のキャッチ、これはもうサイズ・モデルにかかわらず圧倒的ですから、このシムスターも当然です。
シムスターはオリジナルのデュアルフィン・ミニシモンズのバリエーションとして生み出されましたが、すぐに目に入るとおり大きなドロップウイングはアウトラインの特徴になっているだけでなく、先日のリポートにあるようにターン・動きにシムスターならではのキャラクターを与えています。
基本的にシムスターはデュアルフィン・シモンズに比べて、やや幅をひかえた(もちろん広めもOKです)プランシェイプです。
そこに持ってきて、リアルシモンズのノーズスクープはこの広くてボリュームのある板のドルフィン・スルーをとても楽にしているんです。
世界のサーフシーンでオルタナティブ・ボードを選択するサーファーは増え続けていて、そもそもキャリアの最初、あるいは早くから選んだサーファーもあればスラスターから乗り換えたサーファー、そしてロングボードから始めてメニューに加えたサーファーなど、いろいろなケースがあります。
もともとオリジナルのデュアルフィン・シモンズはすべてのサーファーにクイーバーに加えてもらいたい、言うなればすべてのサーファーにお勧めするサーフボード。
単に優れたデザインというだけでなく、リアルシモンズはそれだけで一つのカテゴリーです。
それだけに他のサーフデザインとの単純な比較では個性の強いキャラクターです。
それが面白いところなのですが、シムスターはシモンズ族の中でどんなサーファーにでもすぐに馴染めるキャラクターと言えます。
シモンズが気になっているけれど、馴染めるかどうかが心配、というサーファーには特にお勧めします。