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FURROW, Round Nose Twin Fish
2019.01.28
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こちらの2本、短い方は5'10"、長い方はミッドレングス・7'4"(極上ユーズド)です。
これだけ長さに違いがあると波乗りの絵柄とアプローチも変わりますが、この長さの違いにも適応するこの板のデザイン・コンセプトに関心します。
私がよくファローの板を説明する時にその共通するキャラクターに、メローな乗り味を取り上げます。
これ、クリスティーンが女性シェイパーゆえにソフトでメローな乗り味が現れる、ということでは無い!
独立したひとりのサーファー・シェイパーとしての個性です。
サーフボード・デザインの絶対正義であるスピード、それを支配するもっとも基本の要素、ロッカーとフォイルの連係を見事に削る水準に達した一人です。
そのトータルバランスがファローに共通する、なめらかで角の無いフローのある動きの流れを創り出しています。
それをメローな、と私は言わせてもらっています。
速さ、動きの軽さ、適度な切れ感、扱いやすさ、それらとの協調もファローに共通するフィーリングです。
このモデル、ラウンドノーズ・ツインフィッシュ、はそういうトータルなフィーリングにツインフィン(フィッシュの、ではないよ)の軽快な楽しさをうまくブレンドした、実は以外と珍しいコンセプトの板です。
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